京都11R 秋華賞/勝負度B
◎06 ショウナンパンドラ → 1着
○04 ヌーヴォレコルト → 2着
▲12 タガノエトワール → 3着
☆03 バウンスシャッセ → 7着
△10 マイネグレヴィル → 17着
△02 レーヴデトワール → 13着
重い印を打った3頭で決着。配当は思ったより安かったが、しっかりと的中することができた。
本命のショウナンパンドラは血統評価「A」。そして好走条件をすべて満たした秋華賞馬になるべくしてなった馬だった。
秋華賞の特注血統はずばり「米国ダート血統」だ。
秋華賞は芝のGIだが、求められるのは持続力だ。だからこそ、米国ダートの血が生きてくる。
そのことを証明するのに最も良い例が2008年の秋華賞だろう。
11番人気のブラックエンブレムが1着、8番人気のムードインディゴが2着、そして16番人気のプロヴィナージュが3着に入り、3連単は1000万馬券となった。
この3頭がどういった血統をしていたかというと、全頭がアメリカダート血統を色濃く持っていた。
1着 ブラックエンブレム
父ウォーエンブレム(ミスプロ系)
母父ヘクタープロテクター(ミスプロ系)
ミスタープロスペクターはアメリカの大種牡馬であり、ミスプロ×ミスプロというのは典型的なアメリカダート配合。
2着 ムードインディゴ
母父シャーポ(ネイティブダンサー系)
母母父ノウンファクト(マンノウォー系)
シャーポ自体はヨーロッパの短距離戦で活躍した馬だが、元を辿ればミスプロの父ネイティブダンサーに行きつく。マンノウォーはセクレタリアトに並ぶアメリカの大種牡馬で、ブラッド・ホース誌が選出する『20世紀米国の100名馬』で第1位に輝いた名馬中の名馬だ。
3着 プロヴィナージュ
父フレンチデピュティ(ヴァイスリージェント系)
母母父エグズベラント(ボールドルーラー系)
フレンチデピュティはGI勝ちこそないものの、アメリカの重賞勝ち馬で、クロフネらを輩出。ボールドルーラーは1957年のアメリカ年度代表馬で、3冠馬セクレタリアトなどを輩出している。
ご覧のとおり、どの馬にも色濃くアメリカダートの血が流れていた。
ショウナンパンドラは母父フレンチデピュティで特注血統に合致。そして以下がショウナンパンドラの全頭診断の内容だ。
3-6 ショウナンパンドラ(A)
特注血統→○
連対馬の条件→○
好走のための最低条件→○父ディープインパクト、母父フレンチデピュティという血統。
父は京都重賞の特注種牡馬であるディープインパクト。さらに母父に米国ダート血統のフレンチデピュティと、構成は完璧。評価は文句なしの「A」だ。
前走の紫苑Sでは不良馬場ながら上がり2位の脚を使って勝利。キャリア8走中6走で上がり2位の脚を使っている点も高評価だ。
歴代の勝ち馬を見てみると、ほとんどがキャリアの半数以上で上がり3位以内の脚を使っていた。
2013年
メイショウマンボ
キャリア8走で5回2012年
ジェンティルドンナ
キャリア7走で6回2011年
アヴェンチュラ
キャリア5走で4回2009年
レッドディザイア
キャリア5走で5回2010年のアパパネ(キャリア8走で3回)を除き、秀逸な末脚を持つ馬が勝利を収めてきたのだ。過去10年まで振り返っても、上がり3位以内率49%以下で勝ったのはアパパネのみである。
秀逸な末脚を持っていることは、秋華賞で間違いなく強調できる要素なのだ。
当然、連対馬の条件と好走の最低条件を満たしている。
岩田騎手からの乗り替わりは残念だが、浜中俊騎手は当コースで複勝率40%超を誇っている。決して悪いチョイスではない。
先週はしっかりと検証がはまった。
そして今週は牡馬クラシック最終戦の菊花賞。適性が大きなカギを握ってくるレースだけに、腕の見せどころといったところだ。今週も的中を勝ち取りたい。
さて、そんな菊花賞で現時点で「危険な人気馬」と感じているのはこの馬!
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血統的には全く評価できず、適性は低い。この馬が人気を集めて飛んでくれればと思うが、果たして?