今回は京都大賞典における“特注血統”について書いていこう。

歴代好走馬、特に穴馬たちが共通して持っていた血とは一体何なのだろうか?

過去5回、京都大賞典好走馬血統

京都大賞典

京都大賞典といえば、特注血統はひとつしかない。

グレイソヴリン

である。歴代好走馬の多くにグレイソヴリンの血が流れていた。

2013年
1着 ヒットザターゲット(11番人気)
母父タマモクロス(グレイソヴリン系)

2012年
2着 オーケンブルースリ(7番人気)
父ジャングルポケット(グレイソヴリン系)

3着 ギュスターヴクライ(2番人気)
父母父トニービン(グレイソヴリン系)

2011年
2着 ビートブラック(4番人気)
父母父トニービン

3着 オーケンブルースリ(3番人気)
前述

2010年
2着 オーケンブルースリ(1番人気)
前述

2009年
1着 オーケンブルースリ(3番人気)
前述

3着 トーセンキャプテン(7番人気)
父ジャングルポケット

ご覧のとおり、毎年、必ずグレイソヴリンの血を持った馬が連対を果たしている。京都巧者のオーケンブルースリを抜きにしたとしてもヒットザターゲットやビートブラック、トーセンキャプテンといった穴馬が好走している。この事実を考慮すれば、グレイソヴリンの重要性を指摘せずにはいられないだろう。

実際、京都芝2400mではもともとグレイソヴリンの血が強調できる。

◆母父グレイソヴリン
集計期間:2009. 5.10 ~ 2014. 6. 1
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着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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5- 3- 1- 5/14 35.7% 64.3% 232 114
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※独自の方法で集計しています

ご覧のとおり、複勝率64%というのだから驚きだ。サンプルが少ないとはいえ、見逃せない傾向である。

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昨年の京都大賞典では大敗を喫したが、その後本格化。グレイソヴリンの血を色濃く持っているため、今年は激走の可能性十分だ。