凱旋門賞への挑戦を表明していた2強、ゴールドシップとハープスターが札幌記念に出走した。

戦前、ゴールドシップは出遅れグセや休み明けという点、ハープスターは洋芝適性や小回り適性といった点が不安視されていたが、少なくない人たちが指摘していた不安要素をよそに、2頭がワンツーフィニッシュを飾った。

私はというと、特にハープスターを不安視するというセンスのない予想を展開してしまった。反省。

それでも今週は土曜日の勝負レース、札幌のTVh賞で◎アズマシャトルが快勝。2着に4番手評価のサクラボールドが入り、格好をつけることができた。

5番人気と低評価だったアズマシャトルを本命にしたのは次のような理由からだった。以下、メルマガより抜粋。

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この時期に行われたTVh賞と同条件のレースを見てみると、いくつか共通する点があった。

・近4年好走馬12頭中8頭は父サンデー系
・近4年はグレイソヴリンの血を持つ馬が連対
・近2年はゼンノロブロイ産駒が連対
・人気薄はニジンスキー、ロベルトといったタフな血を保持

基本的に札幌芝2000Mは父サンデー系の期待値が高い。このレースも例外ではなく、父サンデー系から入るのがセオリーだ。

また、現在のグレイソヴリンやニジンスキーといった血が強調できる馬場傾向にあるため、注意が必要だ。

極端な内枠有利の馬場ではなくなってきている。しかし、先週ですら7、8枠は(0-2-4-49)と依然として不振傾向にある。

もともと札幌芝2000Mは外枠が不利なコース。基本的に内~中枠を狙い、外枠の有力馬は軽視するべきだろう。

本命はアスマシャトルに打つ。

ダービー以来の出走。近2走は二桁着順といいところがない。しかし、今回は買うべき要素が満載だ。

まず血統がベスト。この条件では2年連続でゼンノロブロイ産駒が連対しているし、先週も芝の中距離戦で2勝を挙げている。現在の馬場傾向に合っているわけだ。

母系を見ると、ニジンスキーやロベルトといった現在の馬場で強調できる血が満載だ。

特に先週の日曜日に行われた9R(芝1800M)と12R(芝2000M)では、連対馬4頭のすべてがニジンスキーの血を持っていた。

血統面以外でも強調材料が多い。

まずローテーションだ。この時期はほとんどの出走馬が前走も札幌で使われている。しかし、前走中央4場で使っている馬の期待値のほうがはるかに高い。(複勝率38%、単複回収値100超)

さらに2008年以降、距離短縮ローテで芝2000Mに臨んできた馬の成績は……

◆前走距離別集計
集計期間:2008. 8.16 ~ 2014. 8.17
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前走距離 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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今回短縮 18- 11- 14- 68/111 16.2% 38.7% 155 122
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※単勝50倍以内
※良馬場

ご覧のとおり、優秀な数字が叩きだされている。

アズマシャトルは前走東京芝2400Mで走っているため、期待値が高い馬と言えるわけだ。

春は歯車が狂って好走できなかったが、血統的には全く早熟馬ではない。むしろここまで人気落ち(6、7番人気の見込み)するのであれば絶好の買い時だ。

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今週は新潟2歳Sとキーンランドカップが行われる。

どちらも難解なレースになりそうだが、だからこそ予想のしがいがあるというものだ。

しっかりと準備をして、的中のために全力を尽くしていきたい。

さて、キーンランドCと新潟2歳Sで現時点で高く評価している馬は、以下になります。

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