前回の北九州記念の検証では歴代好走馬に共通していた“好走血統”を紐解いた。

真夏に行われる小倉のスプリント戦でどのような血を持った馬が強調できるのか、わかったと思う。

今回は北九州記念で強調できる実績について書いていこう。

切れ味の重要性

北九州記念はコース形態の関係で「前傾ラップ」になることが確実なレースだ。

前半から速いラップを刻むため、前に行った馬にとって厳しい流れになりやすい。だから毎年、差し馬の台頭が見られている。

そう、北九州記念で最も重要なのが、実は速い上がりを使えるかどうかなのだ。

例えば「前走上がり1位」の成績を見てみると……

◆北九州記念前走上がり別成績
集計期間:2004. 7.18 ~ 2013. 8.18
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前走脚質 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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3F 1位 5- 2- 3- 16/ 26 19.2% 38.5% 560 169
3F 2位 0- 2- 2- 10/ 14 0.0% 28.6% 0 77
3F 3位 1- 2- 0- 7/ 10 10.0% 30.0% 102 94
3F ~5位 1- 1- 1- 20/ 23 4.3% 13.0% 60 30
3F 6位~ 3- 3- 4- 73/ 83 3.6% 12.0% 21 56
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ご覧のとおり、過去10年のうち、半分の5勝を「前走上がり1位馬」が挙げている。

しかも過去10年のうち、前走上がり1位馬が不発だったことはたった2年しかない。

つまり、北九州記念で狙うべきなのは……

我慢比べレースに対応できる強烈な決め手を持った差し馬

ということになる。こういうタイプの馬がいたら、積極的に買っていくべきだろう。

となると、前走、強烈な決め手を発揮したこの馬は、大穴候補として面白いかもしれない。

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