前回のアイビスサマーダッシュの検証では「好走血統」に関して書いた。

アフリート産駒が激走する理由を紐解くことで、どのような血が強調できるのか分かったはずだ。

今回は必殺ファクターについて触れていきたい。

激走の可能性

アイビスSDはいくつか明確な消しファクターが存在する。

直線1000Mという特殊なレースのため、適性がとても重要になる。その適性にマッチしていない馬は、大幅にマイナス評価をしなければいけない。

例えば血統面では「父サンデー系」が一つの消しファクターといえるだろう。(詳しくは以前の検証を参照)

ここではデータ面における消しファクターを一つ紹介しておこう。それは……

馬齢

である。アイビスSDはフレッシュさがとても重要なレースだ。(※フレッシュさの重要性に関してはメルマガを参照)

レースは1000Mという距離以上にタフだし、ヤケドするほどの日差しや砂漠にいるような暑さはサラブレッドに大きなストレスとなる。

人間でもそうだが、歳を取れば取るほどストレスに弱くなる。だから、高齢馬は全く活躍できていないのだ。

過去10年、アイビスSDに出走した7歳以上の馬たちの成績は(0−0−0−42)。なんと、1頭も好走できていない。

ほとんどが人気薄だったとはいえ、中にはカルストンライトオ(1番人気4着)やヘッドライナー(2番人気11着)のように人気馬も混じっている。

しかし、ただの1頭も馬券に絡めていない。

こういった明確に存在する消しファクターを駆使していけば、激走の可能性が高い馬を抽出することができる

この必殺ファクターを満たした馬の成績はというと……

◆アイビスSD必殺ファクター該当馬
集計期間:2004. 8.22 ~ 2013. 7.28
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着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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8- 8- 4-14/34 23.5% 58.8% 239 158
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ご覧のとおり、凄まじい好走率と回収率を誇っている。

毎年、2〜6頭程度が該当。過去10年で機能しなかった年は1度たりともない。しかも10年中6年は当ファクターの該当馬がワンツーでゴール板を駆け抜けている。

つまり、単純に該当馬の馬連ボックスを買うだけで大儲けできるのだ。

ここにもうひとつ、「あるフィルター」をかけると、好走率は更に跳ね上がる。

◆アイビスSD必殺ファクター+α該当馬
集計期間:2004. 8.22 ~ 2013. 7.28
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着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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7- 7- 1- 4/19 36.8% 78.9% 416 221
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いかがだろうか? 複勝率は驚異の80%を誇っている。

このファクターは「1枠と4枠と7枠の馬」とか「前走上がり3位以外の馬」とか根拠のない消去法を用いていない。だからこそ、信頼性はかなり高いといえる。

アイビスSDの必殺ファクターの概要はメルマガにて。

ここでは必殺ファクターに該当する可能性がある馬を1頭、掲載しておこう

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なお、メルマガではアイビスSDの「直千競馬最強血統」や「過去5年(5−4−4−12)の必須要素」、「好走率80%の必殺ファクター」を公開中!