今週から2年ぶりに札幌競馬場での開催が始まる。

開幕週を彩るのはダートのGIII、エルムSだ。このレースを勝ってGI戦線へと登っていく馬も多いだけに、注目したい一戦だ。

まずは血統傾向から見ていくことにしよう。

エルムSの好走血統

エルムSは今年から7月に行われる。従来は8月下旬〜9月上旬に行われていたのが繰り上がった形だ。

また2013年は函館開催、2009年は新潟開催だったため、参考外とする。

過去5回のエルムSを振り返ってみると、明らかに一つの血の好走が目立つことが分かる。その血とは……

ロベルト

である。以下が好走馬と、その血統だ。

2012年
2着 エスポワールシチー(2番人気)
母父ブライアンズタイム(ロベルト系)

3着 グランドシチー(6番人気)
母父ブライアンズタイム

2011年
1着 ランフォルセ(1番人気)
父シンボリクリスエス(ロベルト系)

2着 オーロマイスター(8番人気)
母父Lear Fan(ロベルト系)

2010年
1着 クリールパッション(2番人気)
母母父ロベルト

2着 オーロマイスター(4番人気)
同上

2008年
2着 トーセンブライト(7番人気)
父ブライアンズタイム

2007年
1着 メイショウトウコン(2番人気)
父マヤノトップガン(ロベルト系)

2着 マコトスパルビエロ(3晩人気)
父ブライアンズタイム

ご覧のとおり、過去5回の好走馬15頭のうち、9頭がロベルトの血を色濃く持っていた

今年は開催が繰り上がったため、傾向が変わる可能性も否定できない。ただ。やはりしっかりと注目してみていくべき血統だろう。

となると、人気馬の中でロベルトの血を色濃く持つこの馬は信頼性が高さそうだ

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