前回は現在の阪神で強調できる血統に関して検証した。

なぜ二桁人気の馬が激走できたのか? その理由が血統にあったことが分かったと思う。

今回は引き続き、馬場傾向に関して検証していこう。

キーワードは先行力

今開催に行われた芝2000M、2200M(ともに内回り)のレースにおける好走脚質を見ていこう。

結論から言えば、この条件では先行した馬たちが極めて優秀な成績を残している。以下は4角1、2番手の成績だ。

◆4角位置別集計
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4角位置 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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4角1番手 3- 2- 1- 2/ 8 37.5% 75.0% 3487 1107
2番手 1- 2- 1- 4/ 8 12.5% 50.0% 26 121
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ご覧のとおり、極めて優秀な結果であることが分かる。

ピースメーカーが13番人気1着に、コスモバルバラが13番人気2着になるなど、逃げた馬たちが大穴を開けているのだ。

この傾向は決して見逃すことができない。

一方で、後方からレースを進めた馬の成績はというと……

◆4角位置別集計
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4角位置 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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10番手以下 0- 0- 1- 22/ 23 0.0% 4.3% 0 29
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ご覧のとおり、目も当てられない成績となっている。

今週も先週までの馬場状態が続くわけではないため、最終的には土曜日の馬場傾向を見て判断しなければならない。とはいえ、少なくとも先週までは圧倒的に先行した馬が有利だったという事実は頭に入れておきたいところだ。

今年は明確な逃げ馬がいないため、ペースが落ち着く可能性がある。となると、先行馬は展開的な恩恵を受けられる可能性も高まる。十分に注意しておくべきだろう。

例えば前へ行く可能性が高いこの馬は警戒しておく必要がありそうだ。

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