血の重要性
前回は宝塚記念で連対するための“必須条件”に関して見てきた。
阪神芝2200Mという特殊な舞台で連対するために何が必要なのか、分かっていただけたかと思う。
今回は歴代好走馬たちの血統を振り返り、強調できる血が何なのかを見ていこう。
宝塚記念の好走血統
宝塚記念の歴代好走馬を見ていくと、特定の種牡馬が複数浮上してくる。
そして、その種牡馬たちにある共通点を見出すことができる。
過去5年の好走馬のうち、産駒が複数回好走していた種牡馬は……
ステイゴールド
グラスワンダー
ディープインパクト
※スペシャルウィークはブエナビスタが2年連続で1番人気に支持されながら、期待を裏切る2着だったため対象外
この3頭には共通点があった。それは……
宝塚記念での好走歴
である。
ステイゴールドは宝塚記念で勝てなかった。しかし、9番人気2着、7番人気3着、5番人気4着が2回と、すべて人気を上回り好走していた。4年連続で出走し、好走するという芸当は適性がなければ不可能だ。
実際、産駒もオルフェーヴルを筆頭に、ゴールドシップ、そして人気薄のナカヤマフェスタまでもが好走。今更適性の話をするのが恥ずかしいほど、宝塚記念にあった種牡馬といえる。
グラスワンダーとディープインパクトはそれぞれ宝塚記念を制している。
特にグラスワンダーは同期のダービー馬スペシャルウィークに0.5秒差をつける圧勝劇を演じている。(※3着にはなんと1.6秒の10馬身差をつけている)
ディープインパクト産駒は基礎能力が高く、東京の根幹距離GIを勝てる馬であるため、宝塚記念で特別強調できるというわけではないが、適性がないわけではない。(※ディープインパクトが勝った2006年は阪神ではなく、京都競馬場で行われたことも、割引の理由の一つ)
ただ、ここで強調したいのはステイゴールドやグラスワンダーのように、宝塚記念でこそ適性を発揮するような血を見つけることが重要ということだ。
血統的に、宝塚記念で高いパフォーマンスを発揮して好走した経験がある種牡馬の血は要注意といえるのだ。
となると、宝塚記念で連対経験のある種牡馬の産駒であるこの馬は、警戒しておく必要がある。
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なお、宝塚記念には「3つの特注血統」が存在する。
この3つの血は、ステイゴールドやグラスワンダーが好走できた理由にも深く関わっている。今年もこの血を持つ馬の中から激走馬が生まれるはずだ。
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