枠順の明暗を探る!

前回は函館スプリントSの必殺ファクターに関して検証した。

開幕から間もない良好な馬場を攻略した馬のみが好走できる傾向にあることが分かったと思う。

今回は文字通り、競走成績に直結してくる枠順の明暗に関して紐解いていきたい。

内枠を引けばそれだけで……

何度も書いているように、今の函館は内枠が圧倒的に有利だ。

http://jinkeiba.com/2014/0616/7023

この記事で書いたが、先週の枠順別の成績を見てみると……

◆枠番別集計
集計期間:2014. 6.14 ~ 2014. 6.15
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枠番 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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1枠 2- 2- 2- 5/11 18.2% 54.5% 39 259
2枠 1- 0- 2- 8/11 9.1% 27.3% 49 46
3枠 1- 2- 0- 8/11 9.1% 27.3% 66 79
4枠 2- 2- 0- 8/12 16.7% 33.3% 326 202
5枠 0- 0- 1-11/12 0.0% 8.3% 0 19
6枠 0- 0- 0-12/12 0.0% 0.0% 0 0
7枠 0- 0- 1-11/12 0.0% 8.3% 0 11
8枠 0- 0- 0-12/12 0.0% 0.0% 0 0
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ご覧のとおり、1〜4枠の成績が圧倒的に良い。一方、5枠より外になってしまうと、ほとんど来ていないことが分かる。

また、歴代の函館スプリントSをみても、内枠の馬が圧倒的に良い成績を残している

◆枠番別集計
集計期間:2004. 7. 4 ~ 2013. 6.16
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枠番 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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1枠 3- 2- 2- 7/14 21.4% 50.0% 94 92
2枠 2- 1- 1-10/14 14.3% 28.6% 67 66
3枠 1- 2- 1-12/16 6.3% 25.0% 11 56
4枠 0- 1- 1-14/16 0.0% 12.5% 0 23
5枠 0- 1- 1-15/17 0.0% 11.8% 0 66
6枠 0- 1- 0-16/17 0.0% 5.9% 0 26
7枠 3- 1- 1-13/18 16.7% 27.8% 554 154
8枠 0- 0- 2-16/18 0.0% 11.1% 0 117
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ご覧のように、1〜3枠が6勝をあげていて、好走率でも上位を占めている。

外枠では7枠が健闘しているが、これは2006年に二桁人気のビーナスラインとブルーショットガンが激走したのが大きかった。この年は過去9回の中で唯一、ラスト1ハロンが減速しない特殊なラップを刻み、差し馬が台頭したのだった。

例年通りのレースになれば、なかなか外枠から好走するのは難しい。

どの馬にとってもどの枠をひくかが、競走結果を大きく左右する要素となりえるのだ。ということで、基本的には内枠の馬を狙っていくのがセオリーと言える。

まだ枠順は発表されていないが、今回のメンバーならこの馬が内枠を引けばかなり信頼性が高いと言えそうだ。

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