全頭診断その1

今週は函館スプリントSの徹底検証を行っている。今回は恒例の“全頭診断”を行う。

「好走血統」に加えて「必殺ファクター」や「枠順の明暗」といった様々なデータを用いて検証を行ってきた中で、各馬の「総評」をお届けする。今回は第1弾。なお、

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週末の予想に直結する可能性が高く、内容は必見。メンバーを1頭ずつ切っていこう。

函館スプリントS全頭診断その1

※枠順、馬名(血統評価A〜E)の順
※血統評価はあくまでも血統のみ見た評価であり、出走馬自体の評価ではありません
※特別な注釈がない限り、データは過去1年のもの
※ブログ用に一部修正している箇所があります。ご了承ください

1−1 ハノハノ(C)
好走血統→?
必殺ファクター→?
穴馬の条件→?

※項目別に◯△×で出走馬を査定。以下の馬たちはメルマガで!

父アドマイヤコジーン、母父トニービンという血統。

好走血統には合致していないが、アドマイヤコジーンのコース成績が高い。2013年以降、(4−1−0−5)で複勝率は50%。10番人気が1頭、8番人気が1頭、勝っている。これは適性がなければなかなか出ない数字だ。注意しておくべきだろう。

穴馬の条件に合致していない。ただ、なんといっても1枠1番という最高の枠を引いたため、無視はできない。

もともと先行力のある馬で、前走も4角5番手。ここ2走は内枠から好位につけて好走していて、函館スプリントSの好走馬の傾向には合致している。

昨年は10着だったが、外枠というハンデが大きかった。条件が大きく好転する今回は一考の余地がある。

2−2 ストレイトガール
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2−3 ガルボ(B)
父マンハッタンカフェ、母父ジェネラスという血統。

母父がノーザンダンサー系ということで好走血統に合致。マンハッタンカフェはダートGI馬グレープブランデーを輩出している種牡馬であり、適性的には悪くない。

前走の高松宮記念は距離というより、馬場が全く合わなかったため参考外だ。

それまでのレースを見てみると、安定して走っている。58キロも克服している。

スプリント戦で58キロ、しかも北海道で(0−0−0−3)という成績を考えるとかなり厳しいだろうが、好枠に入ったことで人気次第ではおさえていい馬だと感じる。

3−4 ツインクルスター(C)
父サクラバクシンオー、母父フジキセキという血統。

フジキセキというのは悪くないが、サクラバクシンオー産駒は2013年以降……

◆種牡馬別集計
集計期間:2013. 6.15 ~ 2014. 6.15
——————————————–
着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
——————————————–
2- 3- 2-20/27 7.4% 25.9% 46 49
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ご覧のとおり、強調できる血統とはいえない。過去10年で見ると2頭が好走しているが、ブルーショットガンは母父ノーザンダンサー系で好走血統に合致していたし、シーイズトウショウはこの条件で3回も好走している完全なコース巧者だった。ツインクルスターの母父フジキセキというだけでは少し弱い。

ただ人気次第では「必殺ファクター」に該当する可能性があるため、注意は必要だ。好枠を引いたことと脚質的に前へ行けそうなため、どこまで粘れるか、といったところ。

4−5 スマートオリオン
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4−6 フォーエバーマーク
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5−7 メモリアルイヤー(C)
父ゴールドアリュール、母父サクラバクシンオーという血統。

ゴールドアリュールはサンデーサイレンス系のダート王であり、サクラバクシンオーはスプリントGI馬だ。好走するために必要な最低限の要素は満たしている。

とはいえ、さすがに近走の内容を見ていると買いづらい。

距離短縮ローテではあるものの、特注血統も抜群の洋芝適性も持っていない。苦戦は必死だろう。

ということで、この中で「面白そうな穴馬」はこの馬!

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