好走血統を探る!

前回はエプソムカップの「高齢馬の不振」に関して検証した。

4、5歳馬が活躍している重賞で、なぜ高齢馬が活躍できないのか、理由が分かったと思う。

今回は血統面に関して検証しよう。

穴馬たちの共通点

エプソムカップの歴代好走馬を見ていくと、いくつか共通が浮上してくる。

中でも注目したいのは「母父サンデーサイレンス」だ。

母父にサンデーサイレンスを持った馬が毎年のように穴を開けている。

2012年
3着 マイネルスターリー(15番人気)

2011年
2着 エーブチェアマン(6番人気)

2010年
1着 セイウンワンダー(1番人気)
2着 シルポート(3番人気)

2009年
1着 シンゲン(2番人気)

いかがだろうか? 母父サンデーサイレンスの馬がほとんど毎年好走している。昨年は不発だったが、出走馬は2頭、しかもどちらも二桁人気だった。

そう考えると、一桁人気に支持されるような該当馬がいる場合には走ってくる可能性が高い。

今年、母父にサンデーサイレンスを持つ馬は……

インプロヴァイス
カルドブレッサ
シルクアーネスト
マイネルラクリマ
レインスティック

この中から激走馬が出ても何ら不思議はない。中でも、母父サンデーサイレンス以外の好走血統にも合致しているこの馬は、面白い穴馬といえる。

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