初夏の牝馬ハンデ重賞!

今週はエプソムカップとともにマーメイドSも行われる。

阪神で開催される牝馬限定のハンデ戦だ。波乱の要素を多分に含んだレースを紐解いていこう

斤量による明暗

まずマーメイドSで注目したいのが「ハンデ戦」という点だ。

ハンデ戦の中には重い斤量を背負った実績馬が実力通りに好走してしまうレースもある。

しかし、マーメイドSはそうではない。文字通りのハンデ戦なのだ。

マーメイドSがハンデ戦になった2007年(2006年は京都開催のため除外)以降の斤量別の成績を見てみよう。

◆斤量別集計
集計期間:2004. 7.11 ~ 2013. 6. 9
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斤量 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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~49kg 1- 0- 0- 6/ 7 14.3% 14.3% 1661 408
49.5~51kg 0- 1- 1- 15/ 17 0.0% 11.8% 0 48
51.5~53kg 4- 3- 4- 20/ 31 12.9% 35.5% 113 193
53.5~55kg 1- 4- 3- 36/ 44 2.3% 18.2% 12 48
55.5~57kg 3- 1- 1- 12/ 17 17.6% 29.4% 108 80
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いかがだろうか? 55.5キロ以上の重い斤量を背負った馬も来ているが、やはり低斤量馬の台頭が目立つ

特に51.5〜53キロだった馬は複勝率36%、単複回収値100超と、かなり優秀な成績だ。

一昨年と4年前は50〜53キロの低斤量馬が馬券圏内を独占、3年前は52キロだったが13番人気のアースシンボルが穴を開けている。

まとめると、マーメイドSは低斤量(53キロ以下)の馬が穴を開ける可能性が極めて高いレースなのだ。

ただ、今年はメンバーが揃わなかったため、なんと登録馬15頭中14頭が53キロ以下となっている。

だからこそ、重い斤量を背負うこの馬にとっては厳しいレースになりそうだ

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もともと軽い斤量を背負って好走してきたため、重い斤量が負担になる可能性がある。実績は断然だが、信頼しすぎるのは得策ではなさそうだ。