いざ、マイル王へ

今週は春のマイル王決定戦の安田記念を徹底的に検証していく。

ジャスタウェイやミッキーアイルといったGI馬から、ワールドエースやグランデッツァ、フィエロといった新勢力まで、豪華なメンバーが揃った。

そのレースのポイントはどこにあるのだろうか? 一つ一つ検証していこう。

安田記念のレース質

安田記念というレースを紐解いていく上で、まず注目したいのがレースラップだ。

過去5年のラップを見てみると、以下の様な特徴が見て取れる。

・ラップの緩みがない
・前傾ラップ

実際に過去5年のラップと、前後半800Mずつのタイムを見てみよう。

2013年
12.0-10.7-11.2-11.4-11.7-11.5-11.3-11.7
45.3−46.2

2012年
12.2-10.7-10.9-11.1-11.4-11.3-11.8-11.9
44.9−46.4

2011年
12.3-10.7-10.9-11.5-11.6-11.2-11.6-12.2
45.4−44.6

2010年
12.0-10.7-10.9-11.3-11.4-11.3-11.7-12.4
44.9−46.8

2009年
12.0-10.6-10.8-11.9-12.1-12.1-11.6-12.4
45.3−48.2

いかがだろうか? 普通のレースであれば、前半や中盤でどこかしらペースが緩む。しかし、安田記念くらいのレベルになると、なかなかラップが緩まない

そしてペースが緩まないから必然的に前後半のタイム差がなくなる。むしろ前半から飛ばしていくため、後半のペースが落ちる傾向にある

普通のレースであれば、前半や中盤にペースが緩んだ場面で息を入れられる(休息を取れる)ため、上がり3ハロンの瞬発力が重要になってくる。

しかし、安田記念では瞬発力よりも重要なものがある。厳しいペースに対応し、最後までバテずに走るために必要なスタミナだ。

このスタミナを持っているかどうかが、安田記念攻略のための大きな鍵になる。

言い方を変えれば、このスタミナを持っている馬を見つけることこそ、安田記念を攻略するために一番重要なことなのだ。

では、どんな馬を買っていくべきなのか? 次回以降の検証で明らかにしていこう。

今回は、血統的を評価できる1頭を明かしておこう。

その馬の名(B)は→「人気ブログランキング」で公開中!
(現在10位前後!当サイトの紹介欄に注目馬を掲載しています)

人気は全くないだろうが、この舞台で好走した経験を持っているため、決して侮ることはできない。