波乱必至!?
今週ある3つの重賞の中でも最も注目したいのが福島牝馬Sだ。
春の牝馬路線の大目標であるヴィクトリアマイルを見据えた出走馬たちの戦いが繰り広げられる。
ローカルの牝馬限定重賞ということもあって波乱の要素を多分に含んでいる。
そんなレースで注目すべきポイントとは? まずは舞台設定を見ていこう。
福島牝馬Sの舞台設定
福島牝馬Sは1回福島5日目に芝1800Mで行われる牝馬限定重賞だ。
「牝馬限定重賞」、「ローカル(小回り)」など、波乱を生む舞台設定となっている。
事実、過去10年(2011年は福島開催ではなかったため、実質9年分)でみると、7番人気2勝、9番人気1勝、10番人気以下も5頭が馬券に絡んでいる。
かたい決着になる年もあるが、基本的には積極的に穴を狙って良い重賞ということだ。
では、何を重視して馬を選んでいけばいいのか?
ここでポイントとなるのが「上がり3ハロン」だ。
この時期の福島は、速い上がりが順位に直結してくる。実際に今開催の上がり別成績を見てみると、上がりがいかに重要か、ひと目で分かるはずだ。
以下のデータは1回福島で行われた芝1800M以上のレースにおける上がり別の成績である。
◆脚質上り別集計
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脚質上り 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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3F 1位 4- 4- 2- 2/ 12 33.3% 83.3% 161 285
3F 2位 3- 2- 3- 9/ 17 17.6% 47.1% 57 96
3F 3位 0- 1- 2- 9/ 12 0.0% 25.0% 0 67
3F ~5位 5- 1- 6- 7/ 19 26.3% 63.2% 342 290
3F 6位~ 1- 5- 1- 69/ 76 1.3% 9.2% 13 20
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いかがだろうか? 上がり1位を叩きだした馬の成績がずば抜けて高いことが分かる。
反対に、上がり6位以下だった馬は76頭が出走したにもかかわらず、1頭しか勝ち馬が出ていない。
福島は小回りコースだ。そして集計した期間は開幕から1、2週目。本来なら前に行った馬が惰性で粘りこみそうなところだ。
だが、実際にはしっかりと上がりをまとめないと、勝つことはもちろん、好走することも困難と言わざるをえない。
以下のデータは過去10年の福島牝馬Sの上がり別の成績だ。これを見ても、上がりが重要だと分かる。
◆脚質上り別集計
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脚質上り 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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3F 1位 1- 3- 1- 4/ 9 11.1% 55.6% 243 352
3F 2位 2- 1- 2- 6/ 11 18.2% 45.5% 132 128
3F 3位 2- 2- 1- 5/ 10 20.0% 50.0% 188 145
3F ~5位 3- 1- 3- 18/ 25 12.0% 28.0% 54 56
3F 6位~ 1- 2- 3- 82/ 88 1.1% 6.8% 13 45
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今開催の上がり1位の成績が複勝率80%を超えるところからも分かるとおり、今年は例年よりも上がりの速さを求められる傾向にある。福島牝馬Sでも、速い上がりを使える馬を軸にしていくことがベストの選択といえるはずだ。
となると、安定して速い上がりを使っているこの馬は、軸馬に最も適しているといえる。
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