全頭診断その1

(C)emauma

今週はフェブラリーSの徹底検証を行っている。今回は恒例の“全頭診断”を行う。

「底力について」、「スピードの持続力の重要性」、「血統」など、様々な観点から検証を行ってきた中で、各馬の「総評」をお届けする。今回は第2弾。

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週末の予想に直結する可能性が高く、内容は必見。春のダート王決定戦のメンバーを切っていこう。

※枠順、馬名(血統評価A〜E)の順
※血統評価はあくまでも血統のみ見た評価であり、出走馬自体の評価ではありません
※特別な注釈がない限り、データは過去1年のもの
※ブログ用に一部修正している箇所があります。ご了承ください

5-9 アドマイヤロイヤル
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5-10 ドリームバレンチノ(D)
父ロージズインメイ、母父マイネルラヴという血統。

ロージズインメイはダートGIを2勝しているが、1勝はハンデ戦で52キロを背負ってのもの。もう1勝はドバイワールドカップ(※当時ダート)でのものだった。

ダートが主流のアメリカにおけるクラシック血統とはズレるし、一線級で戦っていたにしてもややパンチ力に欠ける。血統的にはあまり合っていない

加えて短距離志向が強すぎる点はマイナスだ。マイルはキャリアを通じても2歳時に芝のレースを1度経験しただけ。この時も9着に大敗している。

芝のスプリント戦時代には鋭い末脚を繰り出すこともあったが、ダートに転向してからはイマイチ。前走も上がり12位で大敗している。

特に買う要素は見当たらない。

6-11 ベルシャザール
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6-12 ブライトライン
メールマガジンに掲載

7-13 コパノリッキー(B)
父ゴールドアリュール、母父ティンバーカントリーという血統。

エスポワールシチーやシルクフォーチュンを輩出しているゴールドアリュール産駒。母系もダートGIを勝っているティンバーカントリーが入っていて、血統的にはまずまずの評価が与えられる。(「まずまず」にとどまったのはボールドルーラー系やストームキャット系のほうがミスプロ系よりも強調できるから)

もともと1800M以上で勝ち星を重ねていた馬だけに、スタミナ面も問題はないだろう。休養前にはしっかりとした末脚も使っていた。状態が万全ならば面白い馬といえるだろう。

ただやはり状態面に不安があるため、なかなか高い評価は与えづらい。ここ2走は特段見るべきところがなかった。いきなりGIで復活を期待するのはやや酷だ。

7-14 ダノンカモン(B)
父シンボリクリスエス、母父オジジアンという血統。

特注血統のロベルトの血を持っている。これだけで大きなプラスだ。

実際、2011年から4→4→8着と安定して走っている。同じ東京ダート1600Mで行われる南部杯では2着になった経験もあり、適正は高い。

あと一歩、栄冠に届かないのは、やはり短距離志向が強いためだろう。

ジャパンカップダートで5着している以外に目立った成績は残せていない。勝ち鞍もゼロ。こういうタイプの馬は、厳しいということだ。

8歳になって上がり目を期待できるはずもなく、今年も健闘するまでが精一杯だろう。

8-15 ホッコータルマエ
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8-16 シルクフォーチュン(C)
父ゴールドアリュール、母父Alwuhushという血統。

一昨年のフェブラリーSで2着、また南部杯でも3着に来た実績があり、舞台適性は高い。ただ、どちらも超ハイペースになったことに伴う展開の助けがあって好走できた印象が強い

実際、血統的にも強調できるのは父のゴールドアリュールくらい。母系は芝寄りの血が流れていて、ここで強調できる構成ではない。

確かな末脚を持っているため、今年も展開が向けば一発の可能性は否定できない。ただ、前走を見る限り、かなり衰えている印象がある。全盛期なら伸びて差し切っているところだったと思うが、差しきれなかった。

外枠というのは競馬がしやすくてプラスだろう。ただ、現実的にはヒモで拾うかどうか、くらいの評価に落ち着く。

ということで、この中で「面白そうな穴馬」はこの馬!

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