今週はシンザン記念の検証を行ってきたが、メルマガではフェアリーSの徹底検証を行っている。現在分析の真っ只中だが、かなり面白いレースになりそうだ。
今回はそんなフェアリーの“全頭診断”を行う。
「現在の中山の状態」、「好走ローテ」、「血統」など、様々な観点から検証を行ってきた中で、各馬の「総評」をお届けする。今回は第1弾。
なお、完全版は「勝ち組育成メルマガ」でお届けするため、そちらに登録してほしい。
週末の予想に直結する可能性が高く、内容は必見。3歳牝馬たちによる戦いの全容を紐解いていこう。
全頭診断その1
※枠順、馬名(血統評価A〜E)の順
※血統評価はあくまでも血統のみ見た評価であり、出走馬自体の評価ではありません
※特別な注釈がない限り、データは過去1年のもの
※ブログ用に一部修正している箇所があります。ご了承ください
アナンジュパス(C)
父ハーツクライ、母父マイネルラヴという血統。
●●●●●の血は色濃く持っていないが、ハーツクライはスタミナのある種牡馬であるため、タフな馬場への対応には苦労しないだろう。
ただ、ハーツクライの成績が低調なことは気がかりだ。中山のマイル成績は過去1年で(0−2−0−11)と全く振るっていない。
また、昨年の5回開催から今開催(※以下、昨年のも含めて「今開催」という表現で統一)を含めた芝マイル以上における成績も(1−4−1−16)と、強調できる数字ではない。しかも複勝回収値は57。つまり、ほとんど穴馬が走っていないのだ。
●●●●●というのはフェアリーSの好走ローテに合致しているため、抑えくらいには加えたいところ。前へ行って粘れるタイプのため、脚質的にも強調できる。
ただ、前走の未勝利戦はレベルが低かったし、重い印を打てるほど信頼を置けないというのが率直なところ。
イントロダクション(D)
父デュランダル、母父エンドスウィープという血統。
デュランダルは意外と中距離をこなせる種牡馬ではあるが、この舞台ではさすがに厳しいと見る。まず中山マイルの成績は(0−2−1−15)で複勝率わずか20%と、コース適性が低いことは明白だ。
さらに今開催の成績も(0−0−0−5)。すべて一桁人気、2番人気と5番人気も1頭ずつ出走していたが、全頭馬券圏外となっている。(うち4頭は二桁着順。)現在の馬場への適性も高くない。
中山マイルで2着の実績があるが、これは野芝100%の軽い馬場で行われる9月の開催でのもの。現在の馬場に適応できる保証になる実績ではない。
しかもフェアリーSでほとんど来ていない●●●●●というローテを歩んでくる。(メルマガの「検証2」を参照)
想定オッズを見ると5、6番人気になりそうだが、ほとんどプラス要素がなく、買う理由が見当たらない。
エクセレントビュー
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オメガハートロック
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グリサージュ
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ケンタッキーミント
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シーロア(C)
父ダイワメジャー、母父シルヴァーデピュティという血統。
3代以内にノーザンダンサー系のラインが2本入っていて、底力はまずまず期待できる。
ダイワメジャー産駒は今開催(3−2−0−16)で複勝率24%、複勝回収値は54と低調で、その点は気がかりだが、この馬自身が前走、中山の芝1800Mで勝っているということを考えると、大きな問題ではないと考えられる。
前走は完璧な競馬で着差以上の完勝。2着のリーサルウェポンは新馬戦でショウナンワダチ(朝日杯6着)の2着だったことを考えても、まずまず価値のある勝利だった。
好走ローテに合致している馬。面白い存在だ。
スイートガーデン(D)
父ブラックタイド、母父パラダイスクリークという血統。
好走血統に合致していないことに加えて、ブラックタイドの現在の馬場への適性も低いと考えられる。
全弟のディープインパクトは今開催、複勝回収値49という低水準の成績しか残せていない。これは、穴馬がほとんど走っていないことを示している。
ブラックタイドはディープインパクトよりもタフな競馬には向いているとはいえ、馬場には合っていない可能性が高い。
加えて近2走のパフォーマンスも低調。ここでは買える要素がないと判断する。
ということで、この中で「面白そうな穴馬」はこの馬!
その馬の名(G)は→
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