今週は暮れの2歳GI阪神ジュベナイルフィリーズを徹底検証する。
クラシックへと続くこのGIで台頭する馬とは? 昨年は大波乱が巻き起こったレースだけに、馬券的にも大いに楽しめそう。
まずはいつものように、レースの根幹をなす「舞台設定」から考えていこう。
阪神ジュベナイルフィリーズの舞台設定
阪神JFは牝馬限定の「2歳GI」で、「阪神芝1600M」で行われる。
2歳重賞は「早熟性」が一つのキーワードとなるが、この阪神JFも例外ではない。完成度の高さは、間違いなく勝負の明暗を分ける要素だ。(早熟性については検証の中で追々触れていく)
また、阪神芝1600Mは本格派のコースで、基本的には強い馬が普通に来るコースとして知られている。
ここ3年はあまりクラシックに繋がっていないが、コースが変わった2006年から2009年までの勝ち馬はそうそうたるメンバーだった。
ウオッカ(後のダービー馬)
トールポピー(後のオークス馬)
ブエナビスタ(後の桜花賞・オークス馬)
アパパネ(後の牝馬三冠馬)
つまり、阪神JFで好走する馬の特徴は大きく2パターンに分けられる。
・完成度の高い馬
・クラシックを狙える実力馬
中でも私は前者に注目している。
やはりクラシックを狙える馬は人気になりやすいし、好走血統に合致していない場合が多いため、人気を背負って飛ぶケースが少なくない。だから、本来はウオッカやブエナのようなタイプは狙うべきではないのだ。
一方、現時点で完成度の高い馬は底が知れているためか、人気になりにくい。
しかし、好走血統に合致している場合が多いため、人気薄ながら激走して穴を開けてくれる。
だから阪神JFで本当に狙うべきなのは、クラシックを狙える馬ではなく、「完成度の高い馬」なのだ。
そういった意味で、私はこの馬に注目している。
その馬の名は→
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血統的に早熟度があり、複数のプラスファクターを持っているこの馬が好走する可能性は高い。