京都11R スワンS
◎09 ダイワマッジョーレ
○02 テイエムオオタカ
▲05 ラトルスネーク
△11 グランプリボス
△03 アドマイヤセプター
×13 マジンプロスパー
京都芝1400Mで行われるスワンS。メンバーは13頭だが、マイル路線やスプリント路線から有力馬が集まった。
まずは近年の好走血統を見ていこう。
好走血統をまとめると、以下のようなものになる。
1.父系が2000M以上の芝GIで勝っている種牡馬
※ダンスインザダーク、マンハッタンカフェ、キングカメハメハ、ホワイトマズル、グラスワンダー、アグネスタキオン、バブルガムフェローなどの産駒が好走
2.欧州のノーザンダンサー系
※ホワイトマズル、ダンシングブレーヴ、フサイチコンコルド、テンビー、キングヘイローなどが該当
ここから分かることは、スワンステークスではスタミナや底力が問われるということ。
例えばサクラバクシンオー産駒は過去10年で17頭出走しているが、馬券圏内に来たのはグランプリボスのみ。短距離の血よりも、長距離よりの血統が好まれる。
しかも今年は道悪。例年よりもスタミナや底力が問われる可能性が高い。
今年は該当馬が少ないため悩みどころだが、本命はダイワマッジョーレに打つ。
父ダイワメジャーはマイル路線で活躍した馬だが、天皇賞秋を制するなど2000M以上のレースでも好走歴がある。母父はアイルランドダービー馬ローソサエティでスタミナは十分だ。
サンデー系×セントサイモン系という配合の馬で思い出されるのがキンシャサノキセキ。同馬は2009年、このレースを制している。
前走の安田記念はサンデー系が苦手としているレースで、初の58キロという斤量にも悩まされたが、ここなら巻き返しは可能。
対抗には昨年2着のテイエムオオタカ。父ホワイトマズルは2000M以上のGIで勝利実績があり、産駒も中距離路線で活躍している。欧州のノーザンダンサー系という項目にも当てはまり、メンバーの中でもスタミナは屈指で、道悪にも対応可能。
3番手にはラトルスネーク。父のタニノギムレットはダービー馬で、スタミナや底力に不安はない。やや極端な脚質が気になるところだが、人気どころではこの馬を上位に取りたい。
そして最も面白い穴馬はこの馬! 母父が凱旋門賞馬で母母父の父はイギリス3冠馬。好走するための血統的下地を十分備えている。
その馬の名は→
(現在10位以内!リンク先で解答の確認をお願いします!)
グランプリボスやマジンプロスパーは、実力上位であるものの、好走血統には合致しない。グランプリボスなどは昨年の馬場のほうが向くだろうし、マジンプロスパーの父スターオブコジーン産駒はこのレースで過去10年(0―0―0―6)と決して適正は高くない。ヒモまでという評価が妥当だろう。