前回はセントライト記念で求められる「必須要素」について触れた。
今回はセントライト記念で強調できる「血統」について考察していく。
セントライト記念が行われる中山芝2200mの好走血統を挙げるとすれば、それは2つ。
「ノーザンテースト」と「ボールドルーラー」だ。
まずはノーザンテーストについて。中山の重賞になると必ずといっていいほど絡んでくるノーザンテーストは、特に芝2200mでの活躍が顕著。過去3年の成績はというと……
ノーザンテースト系
(4−5−1−5)
勝率27% 複勝率60%
単勝回収値127
複勝回収値103
上記のように脅威の好走率を誇っている。ノーザンテーストは「小回り適性」が高く、コースを1周(コーナー4回)する芝2200mではその力が存分に発揮されるわけだ。
そしてもう一つ強調できるのが、ボールドルーラーの血。この血を持つ代表的な活躍馬といえばマツリダゴッホ。
有馬記念、オールカマー3連覇、AJCC、そして日経賞と、中山重賞驚異の6勝。中山マイスターとして知られるマツリダゴッホを支えたのが、母父に通うボールドルーラーの血だ。
持続的な脚を使うことができるボールドルーラーの血が、中山という舞台には合っている。
ノーザンテーストとボールドルーラー。中山芝2200mにおいては確実に抑えておきたい血だ。
さて、ではセントライト記念において強調できる馬はどれか。私は、ノーザンテーストの血を色濃く持つこの馬に注目している。きっと、面白い穴馬となるはずだ。
明日も引き続き、セントライト記念で強調できる血統について考えていく。乞うご期待!