前回は「新潟2歳Sで求められる早熟性」について検証した。
今回も前回、前々回に続き血統面の検証を行っていく。
今回は新潟2歳Sが行われる新潟芝マイルの血統傾向について見ていこう。中でも今回は、2歳戦にフォーカスする。
まず2歳限定の新潟芝1600Mで驚異的な成績を残しているがシンボリクリスエスだ。過去3年での成績を見ていると……
シンボリクリスエス
(3−3−6−14)
勝率12%
複勝率46%
単勝回収値83
複勝回収値199
ご覧のとおり、圧倒的な好走率を誇っている。特に複勝回収値199は驚異的。普通では出ない数字だ。
当然、新潟2歳Sでもシンボリクリスエス産駒に要注意……したいところだったのだが、今回出走はないということで、この話は余談(笑)。土曜日の1Rに2頭、出走予定なので狙ってみてはいかがだろうか。
さて、前置きが長かったが、ここからが本題。
シンボリクリスエスの回収率はまさに驚異的だが、このコースでの2歳戦にはさらなる“特注血統”が存在する。以下の数字は、ある種牡馬の「母父」としての成績だ。
母父●●
(7−8−6−26)
勝率15%
複勝率45%
単勝回収値197
複勝回収値159
ご覧のとおり、シンボリクリスエスに勝るとも劣らない圧倒的な成績を残している。50頭近く出走してこの数字はなかなか出ない。新潟芝1600Mの2歳戦で強調できる血統ということは間違いないだろう。
その「母父」とは? 種牡馬の名は→ (現在15位前後)で公開中!