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東京は暑い日が続き、避暑地に逃げ出したい今日この頃。函館行きたいなー、北海道に馬見に行きたいなーと日々思う。

函館記念でドカンと当てて、遠征資金を稼ぎたいところ(笑)。

さて、昨日は函館記念の「レース質」について検証してきた。今日は「血統」を見ていくことにしよう。

函館記念で強調できる血統を考えていく上で最もよいサンプルとなる馬がいる。その馬の名は……

エリモハリアー

函館記念を3連覇した、函館のアイドルである。

エリモハリアーの血統構成は……

父:ジェネラス
母父:ブレイヴェストローマン
母母父:ヴェイグリーノーブル

ジェネラスは豊富なスタミナを誇るニジンスキー系カーリアンの代表産駒で、現役時代にはイギリスとアイルランドのダービーを制覇。その勢いで古馬と対戦となったキングジョージでも勝ち、この時の着差は当時最高となる7馬身差の圧勝劇だった。

ブレイヴェストローマンは種牡馬として芝・ダートの両方でGI馬を出したパワーに優れた馬。母父としてもキョウエイマーチ(桜花賞馬)やトーシオンブリザード(ダートGI馬)を輩出している。

そして母母父のヴェイグリーノーブルは凱旋門賞馬で、種牡馬としては1973年から2年連続でイギリスのリーディングに輝いた馬だ。こちらも豊富なスタミナを産駒に供給する馬として知られている。

つまり、エリモハリアーは「抜群のスタミナ」と、「圧倒的なパワー」を持った馬なのだ。函館記念ではこういった血統を狙うべきで、函館記念攻略のための「教科書」と言える。

いつもはサンデーサイレンスの切れ味、スピードに押され気味も父非SS系の馬の台頭も期待できるということだ。