上位人気が予想されるギュスターヴクライ (C)arima0208

明日のGI馬を見つけ出せ。

底力があるのはどの馬だ。困難な上り坂に直面してなお、諦めずに登りきれるのは誰だ。

東京芝2500mで行われるアルゼンチン共和国杯。

コースを知ることで、レースの本質が見えてくる。

レースの本質を知ることで、明日のGI馬が見えてくる

まずは東京芝2500mを、解き明かしていこう。




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スタミナと底力が要求されるコース

日本ダービーやジャパンカップと100mしか違わない東京芝2500m。

しかし、たった100mがレースの質を大きく変える。

2400mは、よりスピードが求められるコースだが、2500mで求められるのはスタミナや底力である。

理由は単純明快。2500mのスタート地点はゴール前の急坂。スタート地点から体力を奪われ、ゴール前に2度目の坂を迎えて、さらに体力は削られる。つまり、スタミナや底力のある馬しか勝てないのが東京芝2500mなのだ。

逆に言えばアルゼンチン共和国杯を制することは、GI級の底力を秘めていることの証明にもなる。

実際、過去の勝ち馬を見てみると、そうそうたるメンバーが名を連ねる。

トレイルブレイザー→ジャパンカップ4着、BCターフ挑戦
トーセンジョーダン→天皇賞秋制覇
スクリーンヒーロー→ジャパンカップ制覇
アドマイヤジュピタ→天皇賞春制覇

近5年中3頭が後のGI馬。トレイルブレイザーもGI勝ちこそないが、ブリーダーズカップターフに挑戦するほどの馬だ。

ハンデ戦とはいえ、東京芝2500mというコースを攻略した馬にはGIを勝つ底力が備わっているのである。今年も底力を備えた血統の馬を買っていくことが、的中への近道だろう。

では血統について触れていくと、このレースにおける不振な血統は決まっている。過去9年の勝ち馬の中で、この種牡馬が父系で勝った馬はわずかに1頭。しかも3番人気以内で凡走した12頭中、半数の6頭がこの種牡馬を父に持っていた。その危険な種牡馬とは、以下になります。

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