初GIへ、フェノーメノ （C）arima0208
ワクワクする秋競馬。ワクワクする府中GI天皇賞秋。
今回は、簡単にではあるが出走馬18頭に関する見解を述べていきたいと思う。
枠順も確定したことで、ある程度の展開も見えてきた。これまで見てきた検証を踏まえて血統面に触れつつ、18頭を切る。
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1枠1番 ナカヤマナイト
父ステイゴールドでノーザンテースト系の影響を受けた馬。ただ、母系がGIにおいては貧弱。母父カコイーシーズは早熟のミスプロ系であり、底力の面ではかなり疑問
1枠2番 シルポート
事実上のペースメーカー。単騎逃げ濃厚で人気もないという意味では怖いが、3代以内にナスルーラ系の血はなし。母母母父にダンジグがいる程度か。
2枠3番 ネヴァブション
血統云々の前に厳しい。
2枠4番 フェノーメノ
父ステイゴールド、母父デインヒル（ダンジグ系）。まさに天皇賞秋の好走血統に合致した馬だ。母系にリボーの5＋5があるというのも底力を感じさせる。東京コース3勝2着1回（ダービー）。おそらく1番人気だろうが、それに相応しい能力は秘めている。
3枠5番 サダムパテック
父フジキセキに2000mを超えるGIを1着で駆け抜けろというのはやや酷か。
3枠6番 ルーラーシップ
母父トニービン（ナスルーラ系）、母母父ノーザンテースト。待ちに待ったベストのコース。国内GIをとるならここだろう。マイナスがあるとすれば跳びが大きく、ふりを受けやすい点か。実際、府中のGIでは揉まれやすい中枠が勝ち切れないケースが目立つだけに、スムーズに立ち回れるかが最大の鍵。
4枠7番 アーネストリー
父母父ダンジグ、母父トニービン、母母父ノーザンテースト。血統的には申し分ない。ただタニノギムレットやトニービンほどのスピード、瞬発力のない父グラスワンダーという点は厳しいか。近走成績悪く、コースもベストではない。
4枠8番 ジャガーメイル
父ジャングルポケット（ナスルーラ系）。母母父ノーザンテースト。ただここまでの休み明けとなると厳しい。
5枠9番 ダイワファルコン
父ジャングルポケット、母母父ノーザンテースト。血統的にはこの馬もかなり有力。ただ、中山ベストで、前走も恵まれた。筋力克服歴がない点もネック。
5枠10番 フェデラリスト
天皇賞秋で期待できない父ミスプロ系で、3代以内にナスルーラ系もなし。近走調子を落としており、見所はない。
6枠11番 ジャスタウェイ
父母父トニービン。毎日王冠ではあっと言わせる好走。もちろんはまったことは事実だが、今回も流れが早くなるだけにはまらないとも限らない。
6枠12番 エイシンフラッシュ
前走は距離が短かったのは事実だが、それにしても負けすぎ。血統的にも悪くはないが、シルポートの出るレースで好走できるようなイメージはない。
7枠13番 ダークシャドウ
昨年の2着馬。よほど調子が悪くない限り、嫌う要素はない。
7枠14番 トランスワープ
ナスルーラとノーザンテーストの血は持っているが、父ファルブラヴ、母父リアルシャダイはさすがに重すぎる印象。
7枠15番 トーセンジョーダン
昨年の覇者。血統的には申し分なし。あとは調子次第か。枠も許容範囲。
8枠16番 カレンブラックヒル
父母父ノーザンテースト。ただナスルーラの血は持っておらず、母父ミスプロ系も強調材料ではない。例年なら有力馬の1頭だが、今年は有力馬に好走血統を持った馬が多いだけに、その点は割引が必要だろう。昨年のアーネストリーしかり、外枠から先行しようとするとコーナーで脚を使ってしまう可能性も。有力馬の中では最も不安のある馬。
8枠17番 マイネルスターリー
さすがにここでは。。。ローカルGIIIで。
8枠18番 トゥザグローリー
ナスルーラもノーザンテーストも3代以内になし。豪腕岩田騎手とは合うであろうだけに怖いが、枠も考えるとさすがに。。。
ということで、人気馬の中で最も有力なのは、この馬だろう。それは……
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