古馬切りを狙うフェノーメノ (C)arima0208

誰もが憧れる府中の2000m。

誰もが手にしたい天皇盾の栄誉。

誰もが興奮し、活気立つ10月最終週の日曜日。

府中の2000mという紛れのない根幹距離で行われるレースは、数々の名馬が1着を手にしてきた。いや、1着になったからこそ、名馬と呼ばれたのかもしれない。

今年、その歴史に名を刻むのは一体どの馬か。

今回は好走の大きな要素となる血統面について触れいこう。キーワードは「ノーザンテースト」である

天皇賞秋 過去5年好走馬血統

着順 人気 馬名 種牡馬 母父馬
7 トーセンジョーダン ジャングルポケット ノーザンテースト
2 ダークシャドウ ダンスインザダーク Private Account
6 ペルーサ ゼンノロブロイ Candy Stripes
1 ブエナビスタ スペシャルウィーク Caerleon
4 ペルーサ ゼンノロブロイ Candy Stripes
2 アーネストリー グラスワンダー トニービン
5 カンパニー ミラクルアドマイヤ ノーザンテースト
7 スクリーンヒーロー グラスワンダー サンデーサイレンス
1 ウオッカ タニノギムレット ルション
1 ウオッカ タニノギムレット ルション
2 ダイワスカーレット アグネスタキオン ノーザンテースト
3 ディープスカイ アグネスタキオン Chief’s Crown
1 メイショウサムソン オペラハウス ダンシングブレーヴ
7 アグネスアーク アグネスタキオン ベリフア
6 カンパニー ミラクルアドマイヤ ノーザンテースト

※血統系統色別表




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過去6年の勝ち馬中3頭が母父ノーザンテースト

スピードと底力が求められる舞台。それが天皇賞秋というレースである。

府中の長い直線で押しきれるスピード、そして世代屈指の実力を誇る猛者たちが作り出すペースに対応できる底力がなければ天皇盾の栄誉を手にすることはできない。

スピードと底力。その2つを兼ね揃えたのが、かつて日本競馬界に革命を起こしたノーザンテーストの血なのだ。

一般的に、スタミナといえば欧州のノーザンダンサー系を想像するが、スピードが必要な府中の2000mを好走する上ではやや重い。一方で、サンデーサイレンス系×ミスプロ系のような淡白な血統では軽すぎて底力勝負に対応できない。

だからこそ、ノーザンテーストの血が生きるのだ。

実際、過去の好走馬を見ていくと……

2011年
トーセンジョーダン(7番人気1着)
母父ノーザンテースト

2010年
アーネストリー(2番人気3着)
母母父ノーザンテースト

2009年
カンパニー(5番人気1着)
母父ノーザンテースト

スクリーンヒーロー(7番人気2着)
母母父ノーザンテースト

ご覧のとおり、3年だけ触れたが人気薄でもノーザンテーストの血を持っていれば強調できることが分かる。

また、過去6年で見てみると前述の2頭に加えて2006年にはダイワメジャー(母父ノーザンテースト)が制覇。つまり、過去6年で半数の3頭が、母父ノーザンテーストだったことになる。

2005年から以前は、また違った血統傾向だったのだが、ここ5、6年でこの傾向は非常に強くなっている。今年も、ノーザンテーストの血を持った馬には要注意だ。

と、ここまで書いてきたわけだが、なんと今年は有力馬のほとんどがノーザンテーストの血を持っているという極めて珍しい年となった。トーセンジョーダンを筆頭に、ルーラーシップも母母父ノーザンテースト。また、ルーラーシップも父ステイゴールドであり、ノーザンテーストの影響を強く受けた馬だ。そしてカレンブラックヒルは、前述の天皇賞秋馬ダイワメジャーが父である。

こうなると、伏兵の台頭はかなり厳しそうといった印象もある。例えば、巻き返しを狙うこの馬にとっては、今年も厳しい戦いを強いられそうだ。その馬の名は……

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