イギリス3冠レース最終戦セントレジャーステークスが15日に行われ、無敗の2冠馬キャメロットが出走した。勝てばニジンスキー以来、42年ぶりとなる英3冠だったが、直線で前が詰まったことも影響し、エンケに敗れて2着に終わった

キャメロットはスタート後、ラチ沿いの後方を進み、脚を溜めたが、直線になっても前が開かず、追い出した時には手遅れに。結局、2着まで上がったものの、早めに抜けだしたエンケを捉えることができず、無念の敗北を喫した。




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エンケは父キングマンボ、母父シンダーという血統。前前走が重賞初出走で、イギリスのGIIIゴードンSを使ってハナ差2着した馬だった。前走は同じくイギリス重傷のGIIグレートヴォルティジュールSで3着。つまり重賞未勝利馬だったが、キャメロットの3冠を阻むことになった。

キャメロットは当初、凱旋門賞に出走すると言われてきたが、今後がどうなるかはまだ分からない状態。ただ、陣営も「距離だけが不安」と事前に話していただけに、凱旋門賞への距離短縮はかなり良いのではないかとも感じる。出走してくればオルフェーヴルの強力なライバルになることは間違いない。

何はともあれ、42年ぶりの快挙濃厚だと思われていただけに非常に残念。ただ、これも競馬だ。メイショウサムソンの3冠を阻止した重賞未勝利馬ソングオブウインドのように、古今東西どこにでも起こり得ること。逆に言えば、これがあるから競馬は楽しい。そう感じさせるレースでもあった。

【セントライト記念】歴代好走馬が持っていた実績と、危険な人気馬

さて、今週は中山芝2200mで行われるセントライト記念。当レースは、非根幹距離適性が鍵を握る。

実際、過去5年の好走馬たちは以下のいずれかの(もしくはどちらも)条件を満たしていた。

1.非根幹距離重賞実績
2.非根幹距離勝利実績、かつ前走非根幹距離レース

今年は有力馬の中にも条件を満たしていない馬が多数いるため、波乱が期待できるかもしれない。ただ、この中にいるある馬は、血統的に強調できることを理由に印をつけようと思っている。その馬とは……

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日曜日:阪神11R ローズS(G2)
月曜日:中山11R セントライト記念(G2)

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