今回は2015年のオールカマーの検証していきましょう。

予想オッズを見てみるとヌーヴォレコルトが1番人気に、ロゴタイプが2番人気に支持される見込みです。

まぁこのオッズを見て血統をやっている人だったら「まぁ本命にしないよね」っていうのがヌーヴォレコルトなので、改めて「どうして本命にできないのか」について考えていきましょう。特に単勝を買おうと思っているそこのアナタ! 考えなおしたほうがいいかもしれませんよ?



ヌーヴォレコルトの単勝を買いたくない理由

単純な話で、今回のヌーヴォレコルトは単勝の期待値が極めて低いシチュエーションにあるんです。

その理由は……

1番人気だと勝ち切れないハーツクライ産駒×(最近はそうでもないけど)1番人気だと勝負強さが薄れる岩田騎手

という特徴を持つ両者がタッグを組んでいるからなんです。

多分、長年の読者の方は耳タコだと思いますが(笑)、少々お付き合いください。

ハーツクライ産駒は大胆な騎乗をしてはじめて真価を発揮します。よって、1番人気の“無難な騎乗”はまったくもって合わない。これはデータにもちゃんと現れていまして、なんと1番人気より2番人気のほうが成績がいいんです。

◆人気別集計
種牡馬:ハーツクライ
集計期間:2013. 1. 5 ~ 2015. 9. 6
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人気 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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1番人気 6- 4- 3-12/25 24.0% 52.0% 64 72
2番人気 5- 2- 3-10/20 25.0% 50.0% 141 82
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好走率はほぼ同じ。当然、回収値は2番人気のほうが断然高くなります

そこに、岩田騎手ですよ。

最近は1番人気に騎乗する機会が多くなったのでそうでもなくなりましたが、もともと同騎手は2番人気以下の期待値が高い騎手です。

持ち味の大胆なイン尽きや馬群をぬった強襲は1番人気だとやりづらいんでしょうね。

ヌーヴォレコルトとのコンビでも、無難な騎乗をした秋華賞とエリザベス女王杯で取りこぼし、インを強襲した中山記念で牡馬を粉砕しています。

要するにいかに大胆になれるかがハーツクライと岩田騎手の生命線なんですね。そして1番人気だと長所を生かし切れない。

だから1番人気で迎える今回はあまり妙味がありません。大胆になれない可能性が高いので。2、3着ならあるかもしれませんが、少なくとも3倍そこそこの単勝を買いたい馬ではないということです。

なので狙うならヌーヴォレコルトよりこの馬でしょう。

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衰えているでしょうが、好走歴のある舞台ですし、オッズを考えたらおさえてみてもいいんじゃないでしょうか?メンバーレベル微妙ですしね。

ヌーヴォレコルトはここで凡走してもらってジャパンカップあたりで狙いたいんですが、勝たないとエリザベス女王杯なんですね。。。勝ったら妙味ないし、負けてエリザベス女王杯では苦手な京都……という超絶悩ましいシチュエーション。。。牝馬同士の軽いレースなんて向かないんだから、天皇賞秋→ジャパンカップの強気ローテ、歩んでくれないだろうか。