今回は2015年のオールカマーの検証していきましょう。
今開催の中山は昨年の冬〜今年の春開催に比べてちょっと違和感を覚えます。というのも、来ている血統がかなり違うんですね。
具体的にどんな違いがあるのか、見ていくことにしましょう。
と、その前に、今の中山の攻め方に関して少し書いておきますね。
外見は信用しないほうが良い
結論からいうと、今の中山は中山であって中山ではありません。長年の競馬ファン、僕たちが知っている中山ではありません。全く別の競馬場と考えていいでしょう。
ここ2週の競馬でそれを感じたファンは多かったのではないでしょうか?
例えるなら『パパとムスメの7日間』や『民王』の「外見は同じだけど中身全然違う!!」状態なんですよ。
だから過去のデータを持ちだしてどうこう言うのはかなり無意味なんじゃないかな、と。持ち出せるデータの区切りは改修後から。「過去5年で見ると◯◯が来ている」っていうのは、中身が菅田将暉(息子)の武藤泰山に「さすが総理、威厳がありますね」って言ってるくらい、中身が見えていないんじゃないかな〜と個人的には考えるようにしています。
馬場状態に左右されないデータ(3歳限定戦のローテーションの傾向とか)ならまだいいとは思いますけどね。
ということで、今の馬場と真剣に向き合っていくことが的中へとつながっていくという考えのもと、予想していきたいと思っています。
血統傾向の違い
改修後の中山(春まで)はディープやキンカメが走る馬場でした。実際に勝利数ランキングを見てみると……
1位 ディープインパクト
2位 キングカメハメハ
※10番人気以内。以下のデータも同様
この2頭がワンツーでした。複勝率も40%を超えていますから、明らかに馬場が合っていたといえます。
一方、今開催はこの2頭の産駒が走っていないんですね。
ディープインパクト(2−0−3−12)
キングカメハメハ(0−1−0−6)
ディープ産駒で好走したのはすべて3番人気以内の人気馬。ちなみに1番人気は5頭いましたが、2頭が3着に来たのみで連対はゼロ。
キンカメはほとんどが人気薄だったのと、人気薄が2頭4着にきているので合っていないと判断するには時期尚早だと思うんですが、まぁ春よりは走っていない、と。
じゃあ代わりに台頭してきている馬というと……
ハービンジャー(2−2−0−4)
ステイゴールド(1−1−4−8)
→ ナカヤマフェスタ(0−2−0−0)
改修後の春開催まで45頭走ってわずか1勝だったハービンジャー産駒がすでに2勝、4連対しています。まぁハービンジャーの場合は3歳の秋になって成長しているという点が大きいわけですが、馬場の助けもあるんじゃないかな、と。
さらにステイゴールド産駒が絶好調ですね。セントライト記念では10番人気のジュンツバサが3着に食い込みましたし、ステイゴールドを父に持つナカヤマフェスタの産駒も2頭走ってどちらも馬券圏内に来ています。
ハービンジャーやステイゴールドはタフな馬場への対応力があります。というかスピードではディープやキンカメに負けますが、他の能力では劣っていないので、スピード以外の能力が問われる馬場で走る傾向にあります。つまり、今の中山の馬場はスピード以外の能力を問われる状態にある、ということですね。
改修後、ディープやキンカメがやたら走っていたので「9月の野芝開催なら、より軽い血統が走る」と予想していたんですが、どうやら違ったみたいです。
ということでスピード以外の能力が優れていて面白そうなのがこの血統を持つこの馬ですね。
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父は先週の好走馬と共通しますし、母父は重たい血統です。改修後の中山で接戦を演じていますが、今の馬場状態の方が合っているはず。躍進があるのではないでしょうか。あとは休み明けがどうか。