今回は皐月賞の有力馬診断を行っていこう。

サトノクラウンに続いて取り上げるのはリアルスティールだ。共同通信杯を制し、スプリングステークスでも好走したディープインパクト産駒。

馬券的な観点から見て、どのように扱っていけばいいのだろうか? 見ていくことにしよう。

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ディープインパクト産駒の鬼門

リアルスティールは現3歳世代のディープインパクト産駒の大将格だ。

ただ、ディープインパクト産駒にとって皐月賞は鬼門となるレースだ。今まで11頭が挑み、馬券になったのはわずかに2頭。2012年のワールドエースとディープブリランテのみだ。

ワールドエースはダービーで1番人気に、ディープブリランテはダービーで1着になるほどの実力馬だったが、皐月賞を勝ち切るには至らなかった。他にもトーセンスターダム(3番人気11着)、カミノタサハラ(4番人気4着)、アダムスピーク(5番人気18着)らが挑んだが、いずれも馬券圏外に終わっている。

思えばディープインパクトが最も苦しんだレースは有馬記念や弥生賞だった。そう考えると、本質的に向いているとはいえない

最大の懸念材料、福永騎手

さらにベタな懸念で申し訳ないが、鞍上が福永騎手というのもリアルスティールにとって大きなネックとなる

20年近いキャリアを誇る福永騎手だが、牡馬クラシックは菊花賞しか勝っていない。トップジョッキーであることは間違いないが、“一流半”という立ち位置にとどまっている。

条件戦では最も信頼できる騎手の一人であるが、GIとなると話は別になってくる。人気馬を華麗に勝たせる武豊騎手のような技術とスター性も、人気薄を激走させる岩田騎手のような判断力と勝負強さも持っていない。だからこそ、騎乗馬の質が向上した近年まで牡馬クラシックを勝てなかったのだ。

しかも福永騎手(と陣営)はリアルスティールに控える競馬を教えようとしている。スプリングステークスの負け方は、まさに“差し損ね”だった。福永騎手はスプリングSの結果を「伸びなかった」で片付けているが、差し馬というのは常にそうしたリスクが伴う。

現代競馬で最も大事なのは立ち回りのうまさだ。いかにスタートから好位につけられるかが重要になってくる。コーナー4回の皐月賞ならなおさらだ。

そう考えると、福永騎手と陣営が控える競馬を選択するのだとしたら……馬券圏内はいいとしても勝ちきるまではどうか

福永騎手は2012年のワールドエースで“やらかしている”。そして同じディープインパクト産駒のリアルスティールで同じような競馬をしようとしているのであれば……同じ轍を踏む可能性は否定できない。

最終的な判断はメルマガで明かしていくが、今の段階ではあまり積極的に買いたい馬だとは思わない。

なお、立ち回りのうまい馬という意味ではこの馬に注目していきたい。

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絶対的な強さは感じないが、レースセンスが高く、立ち回りが上手い。ダービーより皐月賞向きに見えるだけに、ここでは警戒しておきたい。