今回は皐月賞の有力馬診断を行っていこう。
最初に取り上げるのは無敗でクラシックに乗り込んでくるサトノクラウンだ。出世レースの東京スポーツ杯2歳ステークス、最重要ステップレースの弥生賞を制した良血馬は1番人気に支持されることが濃厚となっている。
馬券的な観点から見て、どのように扱っていけばいいのだろうか? 見ていくことにしよう。
なお、皐月賞の徹底検証はメールマガジンで行っていく。競馬の本質に迫り、複数のファクターと多角的な角度からの分析によってこのレースを丸裸にしていく。興味がある方はこちらに登録を。
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ルージュバックとの違い
先週、桜花賞の考察でルージュバックを取り上げた時、「絶対的な存在ではない」と書いた。
少頭数のスローの上がり勝負しか経験していないため、脆さを秘めていたのは明白だった。結果、桜花賞では圧倒的な人気を背負いながら9着に敗れている。
では、同じ無敗でクラシックに挑むサトノクラウンはどうなのか?
結論から書くと、ルージュバックよりはるかに経験値は高い。一つ一つキャリアを振り返ってみよう。
新馬戦
16頭立ての多頭数の競馬を経験。スローの瞬発力勝負で差しきり勝ち
東スポ杯2歳S
13頭立て。ややスローペース(〜ミドル)で流れ、上がり33.8秒で差しきり勝ち
弥生賞
11頭立て。ミドル〜ハイペースの流れで好位から上がり3ハロンを2位でまとめ勝利。上がり1位が35.2秒という消耗戦を制した
ご覧のとおり、「少頭数」、「多頭数」、「スローの瞬発力勝負」、「ミドル〜ハイペース消耗戦」と、色々なレースを経験している。
皐月賞で予想される「多頭数の消耗戦」こそ経験していないが、「多頭数」と「消耗戦」を個別に経験している。
キャリア3走ながら、なかなか内容が濃い。
少なくとも先週のルージュバックより、信頼できる人気馬と言えそうだ。
ちなみに直線が長くて芝が軽い東スポ杯2歳Sと、直線の短く芝が重たい弥生賞の両方で馬券に絡むというのは、能力が高くなければできない。
過去10年で見ると、コディーノ、サダムパテック、ドリームジャーニーが該当。このうち、コディーノとサダムパテックは皐月賞で馬券に絡んでいる。(※サダムパテックの皐月賞は東京開催)
そう考えると、サトノクラウンは警戒すべき人気馬と言えそうだ。
といってもマイナスファクターもある。血統を含め、どんな強調材料と減点材料があるのか? それはメルマガで明かしていこう。
なお、血統的に面白そうな馬といえばこの馬だ。
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前走の凡走は想定内。むしろあの条件で僅差の4着なら上々の出来だった。トライアルを勝った馬たちが軒並み本番でパフォーマンスを落としそうな中、この馬は間違いなく皐月賞のほうが向いている。
クラシックを狙える超良血馬でもあるだけに、人気を落とすようなら本命まで考えたい。