今回は皐月賞の有力馬診断を行っていこう。

サトノクラウンとリアルスティールに続いて取り上げるのはドゥラメンテだ。母アドマイヤグルーヴ、母母エアグルーヴという日本屈指の超良血馬はクラシックを制すことができるのか?

馬券的な観点から見て、どのように扱っていけばいいのだろうか? 見ていくことにしよう。

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キンカメ×サンデーの呪縛

ドゥラメンテは前述のとおり、母アドマイヤグルーヴ(エリザベス女王杯馬)、母母エアグルーヴ(天皇賞秋馬)という超良血馬だ。これほど血統のいい馬というのは、日本中探してもなかなかいない。

ただし、キングカメハメハ産駒というのはネックだ。

このブログでは何度も書いてきたが、父キンカメ×母父サンデー系の配合は底力不足に陥りやすい

キングカメハメハとサンデー系はともに瞬発力血統だ。瞬発力×瞬発力の組み合わせであるため、大舞台で必要な底力に欠ける。だからGIIやGIIIでは大威張りできても、GIになると途端に沈んでしまう。

過去、芝のGIにおける父キンカメ×母父サンデーの配合馬の成績は……

(3―6―8―71)
勝率3%
複勝率19%
単勝回収値24
複勝回収値70

いかがだろうか? かなり低調な成績といっていい。1番人気5頭、2番人気6頭を含む28頭が5番人気以内に支持されたが、GIを勝ったのは3頭だけだ。2着6回、3着8回という数字を見ても、明らかに勝ちきれていないことが分かる。

さらに勝ち馬3頭を見てみると……

レッツゴードンキ(桜花賞)
ローズキングダム(朝日杯FS、ジャパンカップ)

ローズキングダムが2回勝っているため、実質2頭のみ。しかも3勝は“いわくつき”と言える。

まずローズキングダムのジャパンカップは、ブエナビスタの降着による勝利だった。(入線順位は2着。)また朝日杯FSは2歳GIである。さらにレッツゴードンキの桜花賞は歴史的超スローペースの中を逃げ切ったものだった。

つまり、キンカメ×サンデー系の配合馬は……

事実上、2000m以上のGI未勝利
(2000m未満にしても底力が問われないレースしか勝っていない)

ということになる。

ドゥラメンテの母系はそんじょそこらの牝系ではない。日本で屈指の超良血一族だ。よって、“シンボリクリスエスの呪縛”を破ったエピファネイア(=母シーザリオ)のように、底力不足問題を解決してくれるかもしれない。

ただし、今まで1頭も成し遂げられなかったほど、難しいミッションだということは頭に入れておくべきだろう。

最終的な判断はメルマガで明かしていくが、今の段階では「勝ちきるまではどうか」という感は否めない。

なお、昨日、立ち回りのうまい馬として挙げたこの馬も「勝ち切る」という意味では難しいかもしれない

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父サンデー系はこの牝系と相性が良くない。大舞台で底力不足に陥る傾向にあるため、2、3着はあっても頭まではどうか。