高松宮記念は◎ハクサンムーンが激走。◯ミッキーアイルと△エアロヴェロシティも頑張ってくれて3連単完全的中となった。

中京11R 高松宮記念/勝負度D 波乱度C

◎15 ハクサンムーン → 2着
○16 ミッキーアイル → 3着
▲09 レッドオーヴァル → 9着
☆18 ストレイトガール → 13着
△01 リトルゲルダ → 16着
△04 エアロヴェロシティ → 1着
×03 ローブティサージュ → 17着
×12 サクラゴスペル → 8着

小雨が降り、馬場が渋った中で行われた。スタートでダイワマッジョーレが出遅れた以外は、アンバルブライベンがハナを叩き、ハクサンムーンやミッキーアイルが番手につける大方の予想通りの展開となった。

馬場の内側が荒れていたため、直線では各馬が外を回し、ハクサンムーンが早め先頭に。ミッキーアイルが追いすがり、エアロヴェロシティが猛然と追い込む。

ハクサンムーンは逃げ切りを図ったものの、ゴール直前でエアロヴェロシティが差しきり、香港スプリント王が日本でGI制覇を成し遂げた。

スプリント王国の実力発揮

ここ数年、香港馬はレベルの低下がささやかれていた。しかし、その汚名を返上するエアロヴェロシティの激走ぶりだった。

また、シチュエーションも向いていたと考えられる。

香港の芝は日本より重たいことで知られている。よく、香港遠征に行った厩舎関係者から「渋った阪神に似ている」という声を聞く。日本では重たい部類に入る阪神の芝をさらに渋らせた感じなのだから、香港馬の重たい芝への適性は高い。

だから中京の重たい芝が渋ったというのは、エアロヴェロシティにとって幸いだった。力を十二分に発揮できる馬場だったということだ。

今後はどうするのか分からないが、スプリンターズステークスに来るなら有力だろう。ただ9月の中山は馬場が軽いため、その点は注意。人気しすぎるようなら疑いたい。

残念なのはハクサンムーンだ。これでスプリントGI2度目の2着。5回走って大敗は展開が向かなかった昨年のスプリンターズステークスのみ。他は2着、2着、3着、5着(※出遅れ)と安定して走っているだけに栄冠を掴みたいところだったが……。

力がある馬だけに今後も侮れない。ただ、衰えていないことがバレてしまっただけに、次回以降は人気になるはず。そうなると、衰えを疑ってかかるべきだろう。最高の買い時は今回だった。そういう時に本命にできたことはとても嬉しいことだ。

ミッキーアイル以下の評価はメルマガで。

来年への教訓と今週の注目馬

今年の高松宮記念は昨年同様、渋った馬場で行われたため、基本的には例外と考えてOKだ。

ただメルマガで検証した「高齢馬の好走条件」や「馬体重考察」は完全に機能した。

この辺りは来年に活かしていきたい。

さて、“超GII”の大阪杯とダービー卿チャレンジトロフィーが行われる。

特に大阪杯はキズナやスピルバーグら、GI馬7頭という超豪華メンバーとなった。ここも的中し、来週以降のGIロードに勢いを付けたいところだ。

なお、現時点での本命候補はこの馬だ。

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前走が最高の条件だったため、ここでも、というのは微妙かもしれない。ただ、今回も同じように条件が合うのだ。2走前を除けば高いレベルで安定して走っている。おそらく、GI馬が多く出走してくるため、オッズ的な妙味もあるはず。そうなると、この馬から入るという手もある。