今回は毎日杯の血統検証を行っていこう。
皐月賞への最終便に乗り、クラシック路線へ殴りこみをかけるのはどの馬になるのだろうか?
歴代好走馬の血統から、激走馬のヒントを見つけ出していこう。
毎日杯│過去5回好走馬血統
着 | 馬名 | 人 | 種牡馬 | 母父馬 |
---|---|---|---|---|
1 | マイネルフロスト | 5 | ブラックタイド | グラスワンダー |
2 | $エイシンブルズアイ | 3 | Belgravia | Siphon |
3 | ステファノス | 4 | ディープインパクト | クロフネ |
1 | キズナ | 1 | ディープインパクト | Storm Cat |
2 | ガイヤースヴェルト | 6 | ダイワメジャー | フレンチデピュティ |
3 | バッドボーイ | 3 | マンハッタンカフェ | Miswaki |
1 | ヒストリカル | 1 | ディープインパクト | ノーザンテースト |
2 | マウントシャスタ | 3 | ディープインパクト | フレンチデピュティ |
3 | スピルバーグ | 7 | ディープインパクト | Lycius |
1 | レッドデイヴィス | 2 | アグネスタキオン | トニービン |
2 | コティリオン | 4 | ディープインパクト | トニービン |
3 | トーセンレーヴ | 1 | ディープインパクト | Caerleon |
1 | ダノンシャンティ | 3 | フジキセキ | Mark of Esteem |
2 | ミッキードリーム | 5 | キングカメハメハ | サンデーサイレンス |
3 | リルダヴァル | 2 | アグネスタキオン | Thunder Gulch |
集計期間:2005. 3.26 ~ 2014. 3.29
前回の検証で、阪神芝外回り1800mは「真の実力が問われる舞台」と書いた。
高い能力を持つ馬だけが攻略できる。よって、血統的にも「能力の裏付け」があるほうが好ましい。
そう考えた上で毎日杯のポイントを挙げるとすれば「チャンピオンサイアー産駒の戦い」である。
種牡馬リーディング上位にいるということは、能力の高い産駒が多いということだ。彼らのような、「トップ・オブ・ザ・トップ」の産駒は高い能力を秘めているケースが多い。そういう馬を買うのが、毎日杯のセオリーなのだ。
事実、現在ディープインパクト産駒が3連覇中(※ブラックタイドはディープインパクトの全兄弟)。過去4年で馬券になった12頭のうち、実に8頭がディープインパクト産駒(うち1頭ブラックタイド産駒)だ。
4年前の勝ち馬レッドデイヴィスの父アグネスタキオンはディープインパクト登場以前のサンデーサイレンスの後傾種牡馬の筆頭株だった。
フジキセキにしても長らくリーディング上位にいるし、キングカメハメハはディープインパクト登場以前は“無双状態”だった。
とにかくこういった「THE 王道血統」、「THE 良血馬」を狙っていくことで、的中へと近づいていく。
ただ1点だけ注意したいのは、先週は非サンデー系が台頭するような馬場だったこと。もしメインレース前の芝レースでそういう血統の馬が台頭するようなら、毎日杯でどのような馬を狙っていいか分からなくなる。
そういう時は無理をせずに、勝負を控えるべきだろう。
ではどの馬を狙っていけばいいかというと、面白いのはこの馬だ。
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父は王道中の王道。母は米国のダートGI馬。超良血というわけではないが、全兄弟もGIを勝っている(しかも2頭)ため、ポテンシャルの高さに疑いの余地はない。特に前前走のパフォーマンスが高かった。中2週というローテーションがどうかだが、走ってもおかしくない背景はある。