今回は中山牝馬ステークスの血統検証を行っていこう。

持続力レースに対応するために必要な血とは一体何なのだろうか?

歴代好走馬の血統を紐解き、強調できる血を探していこう。

中山牝馬ステークス│過去5回好走馬血統

馬名 種牡馬 母父馬
フーラブライド 1 ゴールドアリュール メジロマックイーン
ケイアイエレガント 10 キングカメハメハ A.P. Indy
キャトルフィーユ 4 ディープインパクト Tejano Run
マイネイサベル 6 テレグノシス サンデーサイレンス
スマートシルエット 2 ファルブラヴ Deputy Minister
オールザットジャズ 1 タニノギムレット サンデーサイレンス
レディアルバローザ 8 キングカメハメハ Tejano Run
オールザットジャズ 7 タニノギムレット サンデーサイレンス
エオリアンハープ 11 キングカメハメハ サンデーサイレンス
ニシノブルームーン 4 タニノギムレット Alzao
ウェディングフジコ 8 フジキセキ トニービン
チェレブリタ 9 ブラックホーク アンバーシヤダイ
キストゥヘヴン 4 アドマイヤベガ ノーザンテースト
ピンクカメオ 15 フレンチデピュティ Silver Hawk
ダンスオールナイト 11 エルコンドルパサー サンデーサイレンス

集計期間:2005. 3.12 ~ 2014. 3.16

キングマンボとロベルト

まず強調できるのがキングマンボとロベルトだ。

どちらもダート適性が高く、持続力レースに向いている。さらにこの時期の中山はタフな馬場状態であるため、タフさを兼ね揃えたこの2つの血が強調できる。

上記の血統表を見てもらえれば分かる通り、毎年必ず父か母父にキングマンボかロベルトを持つ馬が激走している。

昨年は10番人気のケイアイエレガントが好走し、3年前は父キングカメハメハとタニノギムレットの人気薄が馬券圏内を独占。2009年には二桁人気のピンクカメオ(母父ロベルト系)と父エルコンドルパサーのダンスオールナイトが大穴をあけている。

ちなみに昨年、対抗に抜擢したケイアイエレガントはこの2つの血を持ち合わせていた。今年はおそらく1番人気に支持されるが、引き続き有力だろう。

ナスルーラ(特にグレイソヴリン)

持続力レースといえばナスルーラ系。特にグレイソヴリンの血を持っている馬は毎年のように激走している。

昨年は2、3着が母父ナスルーラ系、一昨年は6番人気のマイネイサベル(父テレグノシス=グレイソヴリン系)が勝ちきった。母父グレイソヴリンのタニノギムレットの産駒が3年連続で好走しているように、明らかにグレイソヴリンを持つ馬の好走が目立っている。

警戒しておきたいところだ。

中山芝重賞の特注血統

最後に●●●●●●を挙げておきたい。中山の芝重賞といえばこの血。近年はこの血を持つ馬が少なくなってきているが、だからこそ強調できる。

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“中山マイスター”として知られたエアシェイディや、中山のGIを制したダイワメジャー、ダイワスカーレットの兄弟も、この血を色濃く持っていた。注意しておいて損はないだろう。