今回は阪神芝1400mで行われる阪神カップの検証を行っていこう。

5年連続で二桁人気馬が馬券圏内に激走している波乱の重賞のポイントはどこにあるのだろうか?

血統傾向から激走馬を導き出していこう。

好走血統

まずは過去5回の阪神カップにおける好走馬の血統を見ていこう。

阪神カップ│過去5回好走馬血統
馬名 種牡馬 母父馬
リアルインパクト 8 ディープインパクト Meadowlake
ガルボ 10 マンハッタンカフェ ジェネラス
クラレント 7 ダンスインザダーク ダンシングブレーヴ
サンカルロ 3 シンボリクリスエス Crafty Prospector
ガルボ 14 マンハッタンカフェ ジェネラス
ファイナルフォーム 2 ディープインパクト O’Reilly
サンカルロ 4 シンボリクリスエス Crafty Prospector
グランプリボス 5 サクラバクシンオー サンデーサイレンス
フラガラッハ 13 デュランダル トニービン
$キンシャサノキセキ 2 Fuji Kiseki Pleasant Colony
レッドスパーダ 5 タイキシャトル Storm Cat
マイネルフォーグ 15 スターオブコジーン Be My Guest
$キンシャサノキセキ 1 Fuji Kiseki Pleasant Colony
プレミアムボックス 7 アドマイヤベガ ターゴワイス
サンカルロ 11 シンボリクリスエス Crafty Prospector

集計期間:2009.12.20 ~ 2013.12.23

ポイントはスタミナ

とにかく阪神カップはスタミナが求められる傾向にある。例えば昨年の好走馬は……

リアルインパクト
父ディープインパクト(3冠馬)
母父Meadowlake(セントサイモン系)

ガルボ
父マンハッタンカフェ(菊花賞、天皇賞春馬)
母父ジェネラス(凱旋門賞馬)

クラレント
父ダンスインザダーク(菊花賞馬)
母父ダンシングブレーヴ(凱旋門賞馬)

とても1400mの重賞とは思えない血統の馬ばかりだ。どの馬も芝中長距離GIの血を色濃く持っていた。

この事実だけ見ても、阪神カップでいかにスタミナが重要になるか、分かるはずだ。

マイル重賞実績

スタミナが必要ということで、距離適性が1400mよりマイルに近い馬のほうが良い結果を残している。例えば好走馬のマイル以上における実績を見てみよう。

リアルインパクト
NHKマイルカップ1着

ガルボ
マイル重賞3勝

クラレント
マイル以上の重賞4勝

サンカルロ
マイル重賞1勝

ファイナルフォーム
マイル以上の重賞1勝

グランプリボス
マイルGI2勝

フラガラッハ
キャリア5勝中4勝がマイル以上

ご覧のとおり、全頭がマイル以上における明確な実績を持っていた。適正距離が1400mより長い馬を狙っていくべきなのだ。

距離短縮馬

距離適性が1600m以上の馬を狙うのがセオリーということで、距離短縮馬が最大の狙い目となる。

ローテーション別の成績を見てみよう。

前走距離別集計
前走距離 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
同距離 2- 0- 2- 28/ 32 6.3% 12.5% 45 74
今回延長 1- 2- 0- 36/ 39 2.6% 7.7% 56 27
今回短縮 5- 7- 5- 54/ 71 7.0% 23.9% 56 123

集計期間:2006.12.17 ~ 2013.12.23

ご覧のとおり、距離短縮馬が圧倒的な成績を残している

一方、距離延長馬は(1−2−0−36)で複勝率わずか7%だ。ちなみに好走した3頭の血統を見てみると……

プレミアムボックス
父アドマイヤベガ(ダービー馬)
母父ターゴワイス(凱旋門賞馬を輩出)

マルカフェニックス
父ダンスインザダーク(菊花賞馬)

ファリダット
父キングマンボ(ダービー馬を輩出)

ご覧のとおり、距離の裏付けがあった。

まとめると、阪神カップは1400mより長い距離を得意とする馬が台頭するレースだ。

血統的にも馬キャラ的にも、長い距離で実績のある馬を買っていくべきだろう。例えば今年もこの馬は有力になりそうだ。

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