今週はチャンピオンズカップについて徹底的に検証していく。
今年から中京に舞台を移すダートの頂上決戦を、どのように見ていけばいいのだろうか? まずはレース質を予想していこう。
上位条件は消耗戦
中京ダート1800mで行われたレベルの高いレースといえば、JRAダート競走で唯一のGII、東海ステークスだろう。過去2回のレースラップを見ていくことにする。
2013年
12.6 – 11.2 – 12.4 – 12.1 – 12.1 – 12.1 – 12.7 – 12.2 – 13.0
前後半4ハロン 48.3−50.0
2012年
12.6 – 11.0 – 12.4 – 12.2 – 12.2 – 12.4 – 13.0 – 12.5 – 12.7
前後半4ハロン 48.2−50.6
前後半4ハロンの比較に注目してほしい。2年とも明らかな前傾ラップになっている。
中京のダート1800mはスタートから上り坂が続き、残り1000m地点で頂上に達する。そこからゴール前400mまでひたすら下り、最後の坂を迎えるという構造になっている。
スタートから上り坂が続くため、条件戦では前半のペースが緩みやすい。しかし、上位条件になると、前半からスピードが上がり、厳しいペースになる傾向にある。加えて最後の直線には坂が待ち構えているのだから、相当厳しいレースになると考えていい。つまり……
ミドル〜ハイペースの消耗戦
になる可能性が高いというわけだ。
展開予想
チャンピオンズカップの登録メンバーを見てみると、サトノプリンシパルのような明らかに逃げたい馬はいない。ただ、基本的に先行馬が多いし、逃げても問題ないタイプの馬も複数いる。
人気のコパノリッキーがまさにそういうタイプだ。そうなると、1番人気が逃げ・先行馬を周囲がほっておくわけない。トランセンドのようにすんなり先行できる人気馬もいるが、あれは藤田伸二騎手の“政治力”によるところが大きい。関東の中堅、田辺裕信騎手にそんな力はない。ある程度マークされ、相対的にペースは上がるはずだ。
よって、ペースはある程度流れると想定して予想していきたい。
となると、注目してみたいのがこの馬だ。
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展開が厳しい消耗戦になった場合、この馬のスタミナが活きてくる。近走は振るわないため状態の見極めは必要だが、人気もないだろうし、穴馬の1頭として考えておきたい。