必殺ファクターを公開!
前回は安田記念の危険な人気馬の共通点に関して検証した。
めったに背負うことのない58キロという斤量が出走馬たちに与える影響の大きさが分かったと思う。
今回は安田記念における必殺ファクターに関して検証していきたい。
以前、検証で「瞬発力を活かす競馬で台頭してきた馬にはマイナス評価を与えざるをえない」と書いた。しかし、これはあくまでも上がり3ハロンに特化しすぎた馬に関する評価である。
速い上がりを使えることがマイナス評価になることはない。
それどころか、安田記念では前走速い上がりを使っていた馬が激走する傾向にある。
◆前走脚質別集計
集計期間:2004. 6. 6 ~ 2013. 6. 2
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前走脚質 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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3F 1位 4- 4- 2-14/24 16.7% 41.7% 88 139
3F 2位 3- 1- 2-17/23 13.0% 26.1% 143 139
3F 3位 0- 0- 0- 9/ 9 0.0% 0.0% 0 0
3F ~5位 1- 1- 1-24/27 3.7% 11.1% 108 44
3F 6位~ 0- 2- 3-59/64 0.0% 7.8% 0 41
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ご覧のように、明らかに速い上がりを使っている馬の信頼性が高い。
勝ち馬に限定すれば、前走海外だった2頭を除く8頭は上がり5位以内の脚を使っていた。
では、どういうタイプの速い上がりを使った馬が強調できるのか?
それはメルマガで書いていくが、今回は安田記念における“必殺ファクター”の存在を明かしていこう。
このファクターは上がり3ハロンと密接に関わってくる。該当した馬は過去10年で30頭。うち、約半数の14頭が馬券圏内に激走していた。
◆前走脚質別集計
集計期間:2004. 6. 6 ~ 2013. 6. 2
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着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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6- 4- 4-16/30 20.0% 46.7% 167 187
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回収率を見てもらえると分かるとおり、驚異的な成績であることが分かる。
このファクターに該当する馬がいたにもかかわらず、該当馬が3着以内に入らなかったのは過去10年でわずか1回。しかも、その1年は外国馬2頭+前走海外出走のアサクサデンエンが走った2006年だった。
つまり、通常の年であれば例外なく機能しているということだ。
今回は特別に、この必殺ファクターに該当している馬を1頭、明かしておこう。
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前走復活Vを遂げたこの馬。もともと能力が高いことは間違いないし、このファクターに該当しているのであれば、少なくともおさえておいたほうが良さそうだ。