ローテーションが一つのカギに
前回はフィリーズレビューの好走血統に関して考えてみた。
どんな血統傾向が出ているのかを探り、今年狙うべき血がわかったはずだ。
今回はまた違った角度から考察していく。ローテーションから、週末の激走馬を導き出していこう。
ポイントは「ゆったりした間隔」
牝馬はデリケートな生き物だ。少しの変化に敏感になるし、牡馬よりも気を使わなければならないことが多い。
ローテーションの観点からも、牝馬のデリケートさが浮き上がってくる。
フィリーズレビューに関しては「ゆったりとした間隔」がポイントとなる。
反対に言うと、使い詰めの馬はほとんど結果が出せていないのだ。以下が4週間(中3週)以内の間隔で出走してきた馬たちの成績だ。
(1−0−2−24)
勝率4%
複勝率11%
単勝回収値16
複勝回収値30
ご覧のとおり、非常に低調な成績となっている。
1番人気のミクロコスモス(4着)を含めて8頭が5番人気以内に支持されたが、馬券に絡めたのは3頭のみ。その3頭にしても……
メイショウマンボ
→前走勝利、紅梅S2着(後のGI3勝馬)
プレノタート
→前走クイーンS4着、前前走阪神JF7着
レディアルバローザ
→前走勝利、紅梅S4着(後の重賞2勝馬)
上記のように、重賞やオープンで実績がある馬だった。メイショウマンボやレディアルバローザに関しては後に重賞を勝つような馬だった。相当レベルの高い馬でないと、間隔が詰まったローテーションから好走するのは難しいということだ。
だからオープンクラスでも好走できる資質を示していない距離延長馬は何も考えずに切っても問題ない。
一方、5週以上、感覚を開けている馬はというと……
5〜9週
(2−3−2−25)
勝率6%
複勝率22%
単勝回収値105
複勝回収値100
10〜25週
(2−2−1−14)
勝率11%
複勝率26%
単勝回収値115
複勝回収値183
ご覧のとおり、間隔が詰まった馬との差は歴然だろう。複勝率は10%以上差があるし、単複回収値は100超。
やはりゆったりしたローテーションでレースに臨む馬のほうが有利であることは明らかだ。
今年は人気馬の中にも間隔が詰まった中で出走してくる馬が多い。そういった馬には、多少なりとも割引が必要、といえるかもしれない。
特に有力馬はかなり間隔が短いため、あっさりコケる可能性も有りえる。
その馬の名(H)は→
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なお、フィリーズレビューには複勝率40%を超える“好走ローテ”が存在する。
(2−3−4−13)
勝率9%
複勝率41%
単勝回収値360
複勝回収値161
※過去10年
上記のように、“好走ローテ”に合致している馬は驚異的な成績を残している。そのローテーションに関しては、メルマガで書くため、そちらを参考にしてほしい。