全頭診断その1

今週はシルクロードSの徹底検証を行っている。今回は恒例の“全頭診断”を行う。

「2回京都の馬場状態」、「父サンデー系の好走血統」、「父非サンデー系の好走血統」、「ローテーション」など、様々な観点から検証を行ってきた中で、各馬の「総評」をお届けする。今回は第1弾。

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週末の予想に直結する可能性が高く、内容は必見。飛躍を目指す粒ぞろいなメンバーを1頭ずつ切っていこう。

※枠順、馬名(血統評価A〜E)の順
※血統評価はあくまでも血統のみ見た評価であり、出走馬自体の評価ではありません
※特別な注釈がない限り、データは過去1年のもの
※ブログ用に一部修正している箇所があります。ご了承ください

1−1 レディオブオペラ
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1−2 ストレイトガール
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2−3 プレイズエターナル
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2−4 シュプリームギフト
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3−5 プリンセスメモリー(D)
父スウェプトオーヴァーボード、母父バブルガムフェローという血統。

シルクロードSで強調できないダート色が強すぎる血統をしている。ミスプロ系の父スウェプトオーヴァーボードは芝適性よりもダート適性のほうがはるかに高い。母父に軽い血統を持っていればよかったが、サンデー系の中でもダートで強いバブルガムフェローが母父ではあまり強調できない。

好走ローテに合致していて、強烈な決め手があることは魅力的だ。

前走の阪神カップは前残りの決着となったため、後ろから行ったこの馬にとって好走は無理なシチュエーションだった。ノーカウントと考えてよいだろう。

もっとも、強調材料があるとはいえ、これだけ血統的に強調できないとなると、積極的に手を出すことはできない

3−6 リトルゲルダ(D)
父クロージングアーギュメント、母父ブッダという血統。

マッチェム系×ミスプロ系という完全なるダート配合。こういう馬はシルクロードSで強調できない。

好走ローテに合致していないし、強烈な決め手を持っているわけでもない。

ここでは厳しいと判断する。

4−7 ワキノブレイブ(B)
父マイネルラヴ、母父ブライアンズタイムという血統。

父マイネルラヴはミスプロ系だが、芝の適性も高く、芝ダート兼用といった種牡馬だ。母父のブライアンズタイムもダート寄りではあるものの、芝では活躍馬を輩出していて、悪くない。

シルクロードSで強調できる血統と言っていいだろう。

ただタイプ的にやや不安はある。

この馬はタフな流れ、馬場を得意とする差し馬だ。中京や阪神に加えて中山や函館でも好走していることでも分かるはず。そういう意味では京都が向かない可能性もある。

前走の血統評価も「B」ということで、期待値はそれほど高くない。

ペースが厳しくなってきた時に差してくる可能性はあるが、あっさり凡走ということも考えられる。抑えが妥当か。

4−8 ザッハトルテ(C)
父クロフネ、母父キングマンボという血統。

父、母父ともに芝でも走れるが、本質的にはダート寄りの種牡馬で、このレースの好走血統とはややズレる。

ただ過去3年の京都2回開催(1〜6日)を振り返ってみると、クロフネ産駒はマイル以下の内回りで(2−1−1−6)、複勝率40%という成績を残している。

スプリント戦のデータが少ないため、判断が難しいところだが、この時期の馬場にクロフネ産駒が合っている可能性は十分ある

近走全く冴えないが、好走ローテにも合致している。また、近2走はいずれも理由付けができる敗戦だったことを考えると、面白そうな1頭ではある。もちろん、頭とかそういうことは考えられないため、頑張って掲示板、最高にうまくいって3着、という次元の話だが。

ということで、この中で「面白そうな穴馬」はこの馬!

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