(C)arima0208

ごまかしの効かない府中の芝2400Mで行われるジャパンカップ。

古馬王道路線の第2戦にして、「最強馬決定戦」と位置づけられているレースだ。

今年は例年に比べてメンバーの層は薄いが、ジェンティルドンナやゴールドシップ、エイシンフラッシュといったタレントが集結。楽しみな一戦であることに変わりはない。

ではこのレースの馬券をとるために必要なこととは? そのポイントについて考えていこう。

ジャパンカップの舞台設定

まずはいつものように舞台設定から考えていこう。

ジャパンカップは東京競馬場の「芝2400M」で行われる。2013年の東京開催を締めくくる最後の大レースでもある。

日本ダービーの舞台でもあるように、日本で最も重要なのがこの東京芝2400Mである。日本馬の強さの定義は「東京芝2400Mで勝てる馬」。これが、日本の競馬のすべての中枢をなす考え方なのだ。

すべてのホースマンが最初は東京芝2400Mで勝てる馬を作りたいと思うはず。だから、レベルは高くなるし、競争率が高いため中途半端な実力では通用しない舞台になるわけだ。

そして最終週で行われるというのも大きなポイントの一つ。

東京の馬場は基本的には軽く、スピードがあれば押しきれてしまう。しかし、開催が進んで馬場がタフになりだすと、底力がなければ走れなくなる。かと言って底力だけでは、直線の長い東京で押し切ることはできない。

つまり、ジャパンカップで問われるのは「スピードと底力」。この2つの能力を持ち合わせた馬こそが、栄誉を得る資格を持っていると言える。

だから、ジャパンカップにフロックは存在しない。名馬しか勝つことができないレースなのだ。歴代の勝ち馬を見てみても……

ジェンティルドンナ
ブエナビスタ
ローズキングダム
ウオッカ
スクリーンヒーロー
アドマイヤムーン
ディープインパクト
アルカセット
ゼンノロブロイ

というように名馬の名前がズラリ。GI1勝馬はスクリーンヒーローのみ。そのスクリーンヒーローにしても、初年度産駒が新馬戦を強い勝ち方で勝ち上がり、注目を集めている。

今年も「真の名馬」だけが、このGIで勝つ資格を持っている。

では、「真の名馬」の条件とは? これは次の検証意向で紐解いていこう。

今回は現時点で考える「危険な人気馬」を上げておく。3番人気以内に支持されることは確実だが、少なくともこの馬が1着でゴール板を駆け抜ける可能性はかなり低い。

その馬の名は→
(現在10位前後!当サイトの紹介欄に注目馬を掲載しています)