今回はジャパンカップの“全頭診断”を行う。
これまで「格」、「馬齢」、「人気馬の取捨選択」、「血統」、「枠順」など、様々な角度から検証を行ってきた。
そのことを加味した上での「総評」をお届けする。今回は第1弾。
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週末の予想に直結する可能性が高く、内容は必見。では、“最強馬決定戦”のメンバーを紐解いていこう。
全頭診断その1
※枠順、馬名(血統評価A〜E)の順
※血統評価はあくまでも血統のみ見た評価であり、出走馬自体の評価ではありません
※特別な注釈がない限り、データは過去3年のもの
※ブログ用に一部修正している箇所があります。ご了承ください
※外国馬は評価に値しないため、ここでは割愛
1-1 ヴィルシーナ(C)
父ディープインパクト、母父Machiavellianという血統。
ディープインパクト産駒は東京芝2400Mで高い成績を残している。過去3年で見ると……
(12―5―7―39)
勝率19%
複勝率38%
単勝回収値142
複勝回収値100
ディープインパクト産駒は常に人気になるにもかかわらず、複勝率だけでなく回収率まで秀逸。この舞台で最も強調できる馬であることは間違いない。
ただ、母方がややひ弱だ。底力が求められるジャパンカップで母父ミスプロ系はあまり強調できない。2010年には母父Machiavellianのヴィクトワールピサが3着になっているが、あの時はかなり馬場の恩恵があった。
今年もパワーの血が強調できるようなら買いだが、歴代好走血統とはややズレる。
ヴィクトリアマイルでGIを制していて、穴馬になる資格は持っているが、やはり古馬になってからの牡馬との対戦成績が(0―0―0―3)というのは物足りない。
1枠1番という絶好枠を引いたことでわずかにチャンスが生まれたように思うし、鞍上が岩田騎手というのも怖いが、そこまで大きな期待を持てる馬ではない。
1-2 ナカヤマナイト(D)
父ステイゴールド、母父カコイーシーズという血統。
もう誰もが気づいていることだが、GIには足りない馬。なぜなら、血統がひ弱すぎるからだ。父ステイゴールドの負けん気の強さやタフさといったストロングポイントを、母父のカコイーシーズがすべて消してしまっている。
東京の2400Mで構想できる底力があるとは思えない。
天皇賞で6着とそこそこ走り(といってもジャスタウェイとは1.6秒差)、好枠を引いたことで穴人気しないとも限らないが、やはりここでも善戦止まりだろう。
2-3 アンコイルド
→メールマガジンに掲載
2-4 エイシンフラッシュ
→メールマガジンに掲載
3-5 トーセンジョーダン(A)
父ジャングルポケット、母父ノーザンテーストという血統。
スピードのあるグレイソヴリン系と、底力のあるノーザンダンサー系の組み合わせ。好走血統に合致している。2年前に2着に来ていることで適正は証明済みだ。
「格」という意味で穴馬の条件も満たしている。
馬齢から考えれば素直に消し(※)だが、状態次第では……と考えたくなる馬ではある。
※過去10年6歳以上
(1―1―1―42)
複勝率7%
3-6 アドマイヤラクティ
→メールマガジンに掲載
4-7 ジェンティルドンナ
→メールマガジンに掲載
ということで、「面白そうな穴馬」はこの馬!!
その馬の名は→
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