前回は「新潟記念の特注血統」について検証した。

今回は違った視点からこのレースを捉えてみよう。ズバリ「ローテーション」についてだ。

新潟芝2000mの傾向を見てみると、「距離延長」が明らかに好成績を残している。

過去3年を比較してみると……

同距離
複勝率29% 複勝回収値87

距離延長
複勝率33% 複勝回収値103

距離短縮
複勝率25% 複勝回収値64

ご覧のとおり、300頭近いサンプルがありながら、複勝回収値は100超という秀逸な成績となっている。

では、どういった内容のレースをしてくれば、新潟芝2000mにつながるかというと、「速い上がりを使っていること」。特に「上がり1位」だった馬の成績は秀逸だ。

前走上がり1位
(7- 3- 5- 13)
勝率25.0%
複勝率53.6%
単勝回収値197
複勝回収値135

ご覧のとおり、2頭に1頭は好走している。しかも回収率は抜群で、数多くの穴馬が走っていることが分かる。重賞でも、昨年の新潟大賞典でダコールが4番人気3着、一昨年の福島記念(※新潟開催)ではメイショウカンパクが7番人気2着と激走。このローテーションに注目してみるのも面白い。

今年の新潟記念には14頭が出走するが、「距離延長」と「前走上がり1位」に該当する馬は「たったの1頭」。その馬が穴馬候補になることは間違いない。

その馬の名は→(現在15位前後)