前回は「新潟記念のラップ」に関して記した。今回は「血統面」について見ていくことにしよう。
新潟記念での注目血統はいくつか存在するが、中でも「グレイソヴリン」と「ニジンスキー」は抑えておくべき種牡馬だろう。
直線の長い新潟の芝2000mでは、瞬発力ではなくスピードの持続力が重要になる。となるとナスルーラ系、特にグレイソヴリンの血が強調できる。
また、開催が進んで荒れてきた馬場、タフなコンディションにある馬場を攻略するためにはスタミナとパワーを持ったニジンスキーの血がベストというわけだ。
実際、多くの歴代好走馬たちはこれらの血を持っていた。
2012年
2着 タッチミーノット(9番人気)
父母父ニジンスキー
3着 アスカクリチャン(8番人気)
母母父ニジンスキー系マルゼンスキー
2011年
1着 ナリタクリスタル(5番人気)
父母父ニジンスキー
2着 サンライズベガ(9番人気)
父母父グレイソヴリン系トニービン
3着 セイクリッドバレー(3番人気)
父母父グレイソヴリン系クリスタルパレス
2010年
1着 ナリタクリスタル(5番人気)
前述
2着 トウショウシロッコ(10番人気)
父母父グレイソヴリン系トニービン
3着 サンライズベガ(4番人気)
前述
ご覧のとおり、昨年はグレイソヴリンが不発だったとはいえ、ほとんどの馬がグレイソヴリンかニジンスキーの血を持っていた。ちなみにニジンスキーを持った馬は5年連続で連対中。
今年も「グレイソヴリン」と「ニジンスキー」の血を持つ馬から目が離せない。