前回の検証ではノーザンテーストの偉大さについて記した。
今回は引き続き関屋記念で強調できる血統について述べていこう。
今回注目したいのはずばり「ダンジグ」の血。真夏に、芝1600mで行われる関屋記念では絶対に欠かすことのできない血統だ。
このブログの読者の方ならうんざりするくらい聞いていると思うが(苦笑)、ダンジグは「夏に強い種牡馬」として知られている。
そして同時に、新潟芝マイルで最も強調できる種牡馬でもある。
過去3年の新潟芝マイルの種牡馬成績を調べてみると、最も好走率が高いのがダンジグ系で(2−3−4−9)。(複勝率50%)
さらに深く掘り進めていくと、夏競馬だけに限定すれば好走率は(2−3−2−4)の複勝率63%まで跳ね上がる。複勝回収値は168。これは相当優秀な成績といえる。
関屋記念でも昨年1着のドナウブルーを筆頭に、一昨年の覇者レインボーペガサス、4年前に13番人気ながら3着に激走したマイネルスケルツィなど、ダンジグの血を持った馬たちが好走している。
今年の関屋記念でもダンジグの血には要注意といったところだ。