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昨日はロードカナロアの不安要素に関して書いた。今日は血統全般を見て、安田記念の“全貌”を解き明かしていくことにしよう。

安田記念過去5年好走馬血統

着順 馬名 種牡馬 母父馬
ストロングリターン シンボリクリスエス Smart Strike
グランプリボス サクラバクシンオー サンデーサイレンス
コスモセンサー キングカメハメハ リヴリア
リアルインパクト ディープインパクト Meadowlake
ストロングリターン シンボリクリスエス Smart Strike
スマイルジャック タニノギムレット サンデーサイレンス
ショウワモダン エアジハード トニービン
スーパーホーネット ロドリゴデトリアーノ エルセニョール
スマイルジャック タニノギムレット サンデーサイレンス
ウオッカ タニノギムレット ルション
ディープスカイ アグネスタキオン Chief’s Crown
$ファリダット Kingmambo Sunday Silence
ウオッカ タニノギムレット ルション
$アルマダ Towkay Red Tempo
$エイシンドーバー Victory Gallop Kris S.

単刀直入に言うと、安田記念はサンデーサイレンスが大不振のレースとして知られている

日本競馬に革命をもたらしたSSは、日本競馬の歴史を築くレースである日本ダービーでは欠かすことのできない血だ。実際、今年のダービーを制したのはSSの後継種牡馬筆頭のディープインパクト産駒キズナだった。

しかし、安田記念でははっきり言ってSSの血は必要ない。それどころか、SSの血が好走する上でのハンデとなっているとすら言うことができる。

現に過去10年を振り返ってみると、勝ち馬10頭中、父SSの系はわずか3頭しか出ていない。

また過去5年で見ても、SSの血を父か母父に持った馬は6頭しかいなかった。(今年は違うが)ダービーの出走馬全頭がSSの血を持つ時代に、この数は少ないと言って差し支えないだろう。