高松宮記念へと続くスプリントロード。
今回もシルクロードSについて見ていくことにする。今回のテーマは血統。
キーワードは「ノーザンダンサー系」である。
シルクロードS過去5年好走馬血統
着順 | 馬名 | 種牡馬 | 母父馬 |
---|---|---|---|
1 | ロードカナロア | キングカメハメハ | Storm Cat |
2 | エーシンダックマン | サクラバクシンオー | スピニングワールド |
3 | ケンブリッジエル | エイシンプレストン | Caerleon |
1 | ジョーカプチーノ | マンハッタンカフェ | フサイチコンコルド |
2 | アーバニティ | マンハッタンカフェ | Affirmed |
3 | $モルトグランデ | War Chant | Capote |
1 | アルティマトゥーレ | フジキセキ | トニービン |
2 | ショウナンカザン | ショウナンカンプ | ダイナマイトダディ |
3 | $シンボリグラン | Grand Lodge | Linamix |
1 | アーバンストリート | スウェプトオーヴァーボード | Theatrical |
2 | ソルジャーズソング | サンデーサイレンス | Caerleon |
3 | $モルトグランデ | War Chant | Capote |
1 | ファイングレイン | フジキセキ | Polish Precedent |
2 | コパノフウジン | ヘネシー | スキャン |
3 | $ステキシンスケクン | Danzig | Mr. Prospector |
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京都は開催が変わったとはいえ、厳しい馬場状態であることに変わりはない。
となると、やはりパワーとスタミナのある馬が上位を占めてくることは必然だろう。
実際、過去5年の好走馬を見ても、15頭中12頭は父か母父がノーザンダンサー系だった。
中でも強調できるのは、(先週も書いたが)ニジンスキーとダンジグ。スタミナとパワーのあるニジンスキー、そして厳しいレースに対応できる底力を持つダンジグは馬場の悪い京都で躍動する血だ。
実際、過去多くの人気薄馬がこの血を持っていた。例えば昨年、最低人気で3着に来たケンブリッジエルは父エイシンプレストン(ニジンスキー系)、母父カーリアン(ニジンスキー系)という血統。つまりニジンスキーのクロスを持っていて、パワーとスタミナが凝縮された血統だったのだ。
今年、父か母父にニジンスキーを持つ馬は残念ながら出走を予定していないが、3代目、4代目まで広げて注意が必要だろう。もちろん、ダンジグの血も重要になってくる。それを考慮すると、この馬は面白い存在といえるかもしれない。その馬の名は……
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