【エリザベス女王杯2012】本命レインボーダリアから的中!! 歓喜と反省

女王の座を懸けた女たちの戦い。

大外から直線抜けだした者と、”シルバーメダリスト”という汚名の返上のために頂点を目指した者の叩き合い。

レースを制したのはレインボーダリアだった。

重賞初勝利がGI。柴田善臣、渾身の騎乗。エリザベス女王杯を、振り返る。

◎15　レインボーダリア→1着
○03　スマートシルエット
▲07　フミノイマージン
☆12　ヴィルシーナ→2着

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ご覧のとおり、本命のレインボーダリアから的中となったが、今回は歓喜と反省の念が交錯するレースとなった。

レインボーダリアは4コーナーの手応えで「これはキタぞ」と思ったが、予感どおり良い脚を使ってくれた。

レインボーダリアは父ブライアンズタイム、母父ノーザンテーストという血統。

エリザベス女王杯で好走するためには必須のノーザンダンサー系の血を持ち合わせた非サンデーサイレンス系だった。加えて牡馬との対戦実績もあり、斤量面の不安も少なかったのだから、GIでの重賞初勝利も当然の結果といえるだろう。

また、もちろん、道悪が悪影響にならなかったことは明らかだが、「道悪だから勝った」という声が多数であることには反論したい。道悪でなくとも好走するための要素を満たしていたのだから。

2着のヴィルシーナはまたしても勝てず。実力云々というより、「相手なり」の馬ということなのだろう。おそらく今年はこれで最後。来年は牡馬と混じってどうか。

そしてここからは反省の部分。ピクシープリンセスについてだ。同馬は前日まで3番人気。1000万を圧勝したとはいえ、さすがに売れすぎであった。それだけに「危険な人気馬」として指名したが、結果的に誤った判断だったといえる。

まずレース直前には5番人気まで下がった。加えて、予想以上に馬場が重くなっていたのだ。ここまで悪ければ血統的に買わなければならない。父ディープインパクトはどうでもいいが、問題は母方。母父キングマンボは道悪が大得意。さらに母母父は、底力のいる欧州の道悪馬場で圧倒的な力を発揮するサドラーズウェルズである。

3代以内にノーザンダンサー系の血が2本という好走条件も満たした馬であっただけに、買い目に加えるべきだったと思っている。

穴人気して最終的には4番人気にまでなったオールザットジャズに関しては、週中から「危険な馬」として何度もお伝えしてきて、結果的にも馬券圏内に入らず。この判断は正しかっただけに、ピクシープリンセスに関しては今後への教訓としていきたい。

とはいえ、GIは菊花賞から3レース連続で的中。この流れを、今後も継続していきたい。

さて、今週はマイルチャンピオンシップ。このレースには非常に簡単な消し要素が存在する。ある条件に該当する馬は過去10年で（0−1−3−38）。なんと40頭以上走って1頭も勝ち馬は出ていない。その消し条件とは……

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