最後の1冠獲りへ向かうジェンティルドンナ (C)arima0208

牝馬3冠最後のタイトルである秋華賞。本日は京都芝内回り2000mで行われるレースの本質について触れていきたいと思う。

秋華賞の本質は、レースラップを見れば明らかになる。以下が、過去5年のテンの3Fと上がり3Fの比較である。さらに、各年の上がり1位馬の成績も記した。



過去5年のレースラップと上がり1位馬着順

2011年
34.6-35.8
上がり1位 アカンサス 4着

2010年
34.8-34.6
上がり1位 アニメイトバイオ 2着

2009年
34.0-35.2
上がり1位 ミクロコスモス 5着

2008年
35.0-35.4
上がり1位 リトルアマポーラ 6着

2007年
34.2-33.9
上がり1位 ベッラレイア 4着

ご覧のとおり、ラップは5年中3年が前傾ラップであり、後傾ラップの2年もわずか0.2秒、0.3秒しか変わらない。ほぼ一貫した流れだったといってよいだろう。

さらに通常のGIレースなら不可欠な上がりだが、秋華賞においてはさほど重要ではないことが分かる。実際、過去5年で上がり1位が馬券になったことはわずかに1回。しかも勝ち馬5頭は、上がり1位どころか3位以内の脚すら使っていない。

つまり、秋華賞で必要な要素は、「(特に前傾ラップの際)ゴール前で踏ん張れるスタミナ」、そして「一貫したラップに対応できる持続力」ということになる。これを頭に置き、血統考察を行えば、自ずと好走の可能性がある馬が浮き出てくる。

となると、上がりよりも持続的な脚を使うことに優れているこの馬は、ジェンティルドンナの3冠阻止の1番手となりそうだ。その馬とは……

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