秋初戦を迎えるカレンブラックヒル (C)arima0208
東京芝1800mで行われる毎日王冠。当コースでまず重要になってくるのは、距離適正である。
つまり、1800mという非根幹距離のレースに適応するだけの下地が備わっていなければ好走は難しい。
セントライト記念やオールカマーの際にも記したが、非根幹距離は特殊なレース質になりやすい。特殊なレース質だからこそ、その流れに適応できる特定の馬が何度も好走する“リピーターレース”になることが多いのだ。
実際、毎日王冠で好走した馬を見てみると、非根幹距離実績がない馬はほとんど見当たらない。
2011年
ダークシャドウ
前走エプソムカップ 1着
リアルインパクト
京王杯2歳S 2着
ミッキードリーム
毎日杯 2着
2010年
アリゼオ
スプリングS 1着
エイシンアポロン
京王杯2歳S 1着
ネヴァブション
AJCC連覇 日経賞 1着
2009年
カンパニー
中山記念連覇
ウオッカ
※圧倒的1番人気で2年連続敗退
ハイアーゲーム
鳴尾記念 1着 AJCC 3着
ご覧のとおりだ。特に連対馬は、以下のいずれかの条件を満たしていることになる。
・前走非根幹距離重賞勝利
・非根幹距離GII以上連対(人気以上の好走は必須)
つまり、実績どころか出走経験すらないカレンブラックヒルにとっては厳しい舞台といえるわけだ。そもそも3歳馬にとって厳しい舞台。オグリキャップ以来22年ぶりに当レースを制したアリゼオは、確固たる非根幹距離実績があった。
無敗記録の継続に期待はかかるものの、簡単な戦いにはならないだろう。
逆に、最もグレードの高い非根幹距離レースにおいて実績があるこの馬にとっては、巻き返しのための格好の舞台といえるかもしれない。その馬の名は……
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