台風接近という嵐の予感漂う中で行われた秋GI開幕戦のスプリンターズS。制したのは、直線で1番人気のカレンチャンを捉えた2番人気ロードカナロアだった。

デビュー以来、GI級と言われ続けてきた素質馬がついにタイトルを手に。11戦連続1番人気。初のスプリントGI高松宮記念でもカレンチャンを抑えて1番人気に支持された。その際は3着と、女帝の前に屈したが、初めて1番人気の座を譲った今回、リベンジを果たした。

1番人気はいらない、欲しいのは1着

そんなフレーズが、頭を過る結果となった。



ちなみに連続1番人気で言えばブエナビスタの21戦連続が思い起こさせるが、同馬も初めて1番人気を譲ったジャパンカップでは前年(=降着)のリベンジを果たす結果に。その時手綱をとったのも岩田康誠騎手だった。岩田騎手の勝負強さはダテじゃないな、と。

ロードカナロアは……

父:キングカメハメハ(キングマンボ系)
母:レディブラッサム(ストームキャット系)
母父:ストームキャット

という血統。スプリンターズSの好走血統については、父か母父がノーザンダンサー系であること、そしてセントサイモン系の血を持っていることが大きいと記した。予想の段階でのロードカナロアの評価は以下。

>ロードカナロアも不安要素があるとはいえ、母父ノーザンダンサー系ストームキャット、母母父セントサイモン系と好走血統に完全に合致している。坂のあるコースは本来の得意コースではないだろうが、血統的には買わざるをえない。

血統的には推せる要素が揃っていただけに評価したが、不安視されていた腰の甘さが解消されて結果を残したことになる。まだ4歳であるだけに、これからの飛躍にも期待。

それにしてもキングカメハメハは芝・ダート、牡牝、距離にかかわらず活躍馬を出す。(以下、距離別GI馬)

1200m ロードカナロア
1600m ローズキングダム
2000m ルーラーシップ
2400m ローズキングダム
牝馬 アパパネ
ダート ハタノヴァンクール

さすがにクラシックディスタンスを超える距離になるとスタミナ的に辛いが、この万能性が重宝される理由の一つだろう。

カレンチャンはスプリントGI3連覇という偉業に一歩届かなかったが2着。近年では突出した能力を持っていることを改めて証明した形となった。

また、3着のドリームバレンチノは父母父にスピークジョン(セントサイモン系)を持っていたことが大きかった

馬券的には検証が間違ってなかっただけに、取捨選択を間違える痛い結果となったが、怯まず秋GIを進んでいきたい。まぁ今回の場合は天気の予想が外れた時点で厳しかったわけだが。。。

ちなみに土曜日に注目馬として挙げたランローラランは中山6Rで6番人気3着と好走。やはり中山ダート1200mのデュランダルは良い。

さて、今日は延期されていた阪神開催が行われる。狙いたい馬は、この馬!

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