復活を期すゲシュタルト 【撮影】arima0208
今週は小倉芝2000mで行われる小倉記念。具体的に過去の好走血統について触れていくことにしよう。
小倉記念過去5年好走馬血統
| 馬名 | 種牡馬 | 母父馬 |
|---|---|---|
| イタリアンレッド | ネオユニヴァース | Indian Ridge |
| キタサンアミーゴ | フジキセキ | トニービン |
| リクエストソング | シンボリクリスエス | トニービン |
| ニホンピロレガーロ | アドマイヤベガ | ニホンピロウイナー |
| バトルバニヤン | ジャングルポケット | Crafty Prospector |
| スマートギア | マーベラスサンデー | パドスール |
| ダンスアジョイ | ダンスインザダーク | トニービン |
| ホッコーパドゥシャ | マヤノトップガン | ヤマニンスキー |
| クラウンプリンセス | スペシャルウィーク | Seattle Slew |
| ドリームジャーニー | ステイゴールド | メジロマックイーン |
| ダイシングロウ | ダンスインザダーク | ジェイドロバリー |
| ケンブリッジレーザ | タイキシャトル | タマモクロス |
※血統系統色別表
ご覧のとおり、グレイソヴリン系の血が強調できることは一目瞭然。しかし今年は出走がないということで、ヘイルトゥリーズン系×ナスルーラ系の組み合わせを挙げた。
実際、グレイソヴリン系以外にもパドスール、シアトルスルーといったナスルーラ系の血を持つ馬が好走している。グレイソヴリンという絶対的な特注血統を持つ馬が不在なだけに、ボールドルーラーやネヴァーベンドといったナスルーラ系には注目していくべきだろう。
そして鍵となるのがヘイルトゥリーズン系だろう。見ていくと、全体的にスタミナを誇る種牡馬が好走していることが分かる。
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マーベラスサンデー
ダンスインザダーク
スペシャルウィーク
マヤノトップガン
ステイゴールド
上記の馬たちはいずれも3000m以上のGIで好走している、もしくは産駒がその距離で活躍している。
というのも、小倉記念はスタミナの必要なレース質になる。しかし、馬場は軽く、スピードが必要なため、サドラーズウェルズなどのコテコテのスタミナ血統よりも、ヘイルトゥリーズン系の中でスタミナのある血が有利になってくるのだ。
また、これに該当しない馬たちは、母父がトニービン（凱旋門賞馬）、タマモクロス（天皇賞春秋）といった特注血統に該当する馬ばかり。
つまり、グレイソヴリンの血がない今年は、ヘイルトゥリーズン系のスタミナが重要になる可能性が高い。
となると、穴人気しそうなこの馬は、厳しい戦いを強いられそうだ。その馬とは……
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